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海響館の展示
改修工事に伴い
12月1日から令和7年夏ごろまで
休館中
海響館が目指す展示とは
海響館は、他の水族館にはない特色のある展示にこだわり、来館者の記憶に残る展示を目標としています。また、「生き様展示」と銘打って、ただ水槽に生き物がいるのではなく、スタッフの工夫によってそれぞれの環境に暮らす生き物たちをより効果的に、そしてより魅力的に展示することを目指しています。
〈特色ある海響館の展示〉
- 1.関門海峡の潮流を再現した関門海峡潮流水槽
- 2.世界一の展示種数を誇るフグの仲間の展示
- 3.国内では珍しいイルカとアシカの共演ショー
- 4.国内最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」
- 5.国内唯一の展示であるシロナガスクジラの全身骨格標本など
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関門海峡潮流水槽
海響館の目の前に広がる関門海峡をテーマとした水槽です。水槽内に専用ポンプで潮流を発生させ、表層から底層にはイサキやスズキ、中層にマダイやマハタ、底層にクエやヒラメ、岩の近くにはメバルの仲間、そして水槽全体を泳ぐアカエイなど、見所の多い水槽となっています。
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瀬戸内海水槽
海中トンネルが特徴の水槽で、最大約5万尾のイワシ(カタクチイワシ・マイワシ)の群泳展示が魅力です。頭上を渦巻いて泳ぐイワシの大群や、「ししおどし」の装置によって起こる大きな波しぶきでイワシの群れが形を変えて泳ぐダイナミックな動きは圧巻です。
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フグの仲間
約100種というフグの仲間の展示種数は、世界一を誇っています。あまり目にすることのない大型サイズの「トラフグ」や、実はフグの仲間である「マンボウ」、カラフルなフグや変わった形態をしたフグなど、世界中の多種多様なフグに出会うことができます。
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クラゲの仲間
円形の3つの水槽で、ミズクラゲやカミクラゲ、カブトクラゲなど、時期により様々な種類のクラゲを展示しています。また、傘径1m近くになるビゼンクラゲやユウレイクラゲ、長い触手を持つアカクラゲやヒクラゲなどは、高さが約2.5mある円柱水槽で展示します。
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サンゴ礁の生き物
海響館一華やかで、最も多くの種類を展示している水槽です。スズメダイやテンジクダイの魚群、サメの仲間のツマグロ、イソギンチャク類とクマノミ類の共生やサンゴの間に潜むニセゴイシウツボ、砂底にはチンアナゴやハゼの仲間などがいて、見ていて飽きません。
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熱帯雨林の川
南米のアマゾン川を再現した水槽です。世界最大級の淡水魚であるピラルクが悠々と泳ぎ、大型ナマズのジャウーやレッドテールキャットフィッシュ、大型の草食魚のレッドコロソマ、ブラックコロソマが混泳し、迫力ある魚たちを見ることができます。
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干潟の生き物
この水槽は、特別な装置により潮の干満を再現し、干潟の環境を作り出しています。代表的な展示生物の一つトビハゼは、飛び跳ねて移動したり、泥の上で転がったりといった特徴ある行動を目の前で存分に見せてくれます。また、カブトガニもこの水槽の主役の生き物です。
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スナメリプール
下関周辺の海にもすんでいる小型のクジラの仲間「スナメリ」を展示しています。給餌解説イベントでは、口から空気のリングを吐き出す“バブルリング”をご覧いただき、砂底に向かって水を吐き出しエサを獲るといわれる行動をわかりやすく伝えています。
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アクアシアター(イルカプール)
国内ではとても珍しいイルカとアシカの共演スタイルでショーを開催し、イルカとアシカの行動や能力をパフォーマンスとして紹介しています。また、このプールでは、バンドウイルカが生活する姿を水面と水中からゆっくりと見ることができます。
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ペンギン村 亜南極ゾーン
キングペンギンやジェンツーペンギンなど4種のペンギンと、空を飛ぶ鳥インカアジサシを展示しています。最大水深6m、水量約700㎥のペンギンプールは世界最大級の水槽規模を誇り、水中トンネルなどからいきいきと泳ぐペンギンを見ることができます。
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ペンギン村 温帯ゾーン
「フンボルトペンギン特別保護区」と「ふれあい広場」の2つのエリアに分け、フンボルトペンギンを展示しています。展示エリアには土を敷き詰め、プールに打ち寄せる波をつくるなど、野生に近い環境下で暮らすフンボルトペンギンの姿を見ることができます。
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シロナガスクジラ全身骨格標本
世界でも数体しかない貴重な全身骨格標本で、生時の推定体長は26mと誰もが魅了される圧巻の大きさを誇っています。ノルウェーのトロムソ大学トロムソ博物館(現ノルウェー北極大学)から研究試料として日本にもたらされ、海響館での展示が許可されています。