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8. イスラ・ロコス

 メトロポリタン動物園が継続的にフンボルトペンギンの調査を行っているピチダンギにあるイスラ・ロコスに行きました。イスラはスペイン語で島、ですから日本語に直すとロコス島となります。

 サンチアゴから車で約2時間。着いたのは小さな港です。網を修繕する漁師さんに挨拶しながら、本当にこんな人里近くにフンボルトペンギンがいるのかと心配になりますが、ペンギン遊覧船ツアーの看板があるのでペンギンは確かにいるようです。

 

 

 桟橋を進むと、目の前にある小さな山がイスラ・ロコスだと分かりました。とても近く、泳いで行けそうな距離にあります。

 

 

 海に向かって進むと目に飛び込んできたのは大きなペリカン!カッショクペリカンです。漁師さんの作業場の屋根の上で休んでいます。かなり人に慣れているようで、近づいても逃げることはありません。ペンギンとペリカンが同じ場所に暮らしていることを知っている日本人はどれくらいいるのでしょうか。ペンギンを飼育している私でも、実際に目にするには初めてですが、これが自然なのです。

 

 

 漁師さんに船を出してもらい島に向かいますが、乗り込んだ船は鳥の糞でびっしりです…。座らないと危ないし、絶対に避けて座れないので、糞が乾いているところを狙って座りました。

 5分ほどで島に到着!島は無人島で小高い山となっており大きな石が転がっています。雨が少ないためかサボテンや低木が多く、その上にたくさんの鳥たちが巣を作っています。ウやカモメ、サギの仲間がそれぞれ産卵・子育てをしていて周囲は糞で真っ白。臭いも強烈です。船が汚れていたのにも納得です。さぁいよいよ野生のフンボルトペンギンとご対面です。

 

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