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クサフグの生き様を伝える 県指定天然記念物「クサフグ産卵地」がテーマの水槽誕生!

海響館では、3階のフグの仲間展示コーナーの一部を改装し、新たにクサフグの展示を開始しました。展示テーマは、山口県の天然記念物指定となっている光市の「クサフグ産卵地」です。クサフグは河口や海で見られる身近なフグの仲間ですが、繁殖の時には波打ち際に群れとなって押し寄せ、体が水の外に出ようとも一斉に意志の上に乗り上がり産卵・放精するという大変興味深い生態をもっています。その魅力を知ってもらうために、波打ち際を再現した水槽でのクサフグの生態展示と、光市で撮影したクサフグの繁殖行動の映像展示で構成しました。
山口県の魅力、そしてフグの魅力を伝える今回の新展示水槽は、フグの展示種数世界一を誇る海響館ならではの展示と言えます!

展示生物

クサフグ Takifugu alboplumbeus
青森県から沖縄県の沿岸に分布し、港内や河口域にも生息しています。背部には多数の白色点があり、体側には大きな黒色斑があります。全長15cm程度に成長します。筋肉と精巣は弱毒、皮と内臓は有毒とされています

クサフグの産卵生態

クサフグの産卵期である初夏(5月中旬から7月上旬)の大潮前後に、クサフグが群れとなって海岸に押し寄せ、身を乗り上げながらメスが石の隙間に産卵し、オスが放精をするというとても興味深い行動が見られます。

クサフグの集団産卵地(山口県光市)

山口県光市の室積海岸などは、クサフグの産卵地として県指定の天然記念物となっています。
(参考)山口県光市ホームページ
https://www.city.hikari.lg.jp/soshiki/9/bunka/bunkashinkou/9008/2030.html

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