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風邪をひいているわけではありません
ペンギンが時折、「クシュンッ!」とくしゃみのようなことをしていることがありますが、心配はいりません。風邪をひいているわけではなく、体内に溜まった塩分を排出しているのです。ペンギンは水分を海水やエサの魚から摂取しているのですが、それでは体内の塩分濃度が高くなりすぎてしまうので、定期的に排出しないといけません。そこでペンギンには「塩類腺(えんるいせん)」という塩分をろ過する器官があります
この塩類腺でろ過された塩分が鼻孔から染み出てくるので、鼻息や首を左右に振ることで周囲に飛ばします。
ペンギンの周辺のガラスを見ると、飛ばされた塩分が付着して白い汚れとなって残っているのを確認できます。
ちなみに、ウミガメが産卵の時に涙を流しているように見えるのも同じ仕組みなんですよ。
( by 小西 )