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「さかなの日!さかなを食べよう!~サバ編~」

海響館のメインでもある関門海峡潮流水槽では令和6年4月からマサバの展示が始まりました。群れになって水槽上部を泳ぐ姿はキラキラしていてとても美しいです。ダイバーが生き物の解説を行うイベント“関門ダイブ”では、マサバに焦点を当て「この魚はマアジか?マサバか?」とクイズを出題することがあるのですが、「マアジ」と答えるお客様が多いので、MCとしてその場にいる私は少し悔しい想いをしています。
何故かというと、私はサバ好き。その中でも“サバサンド”が一番の推しです。
マサバの旬は、晩秋~2月頃と言われており、真冬に獲れるマサバは“寒サバ”と呼ばれるほど脂がのって美味しいことが有名です。市場ではマサバに似たゴマサバと呼ばれる種も多く流通しています。
食べる話か!と思われた方、その通り。近年、主に「調理に手間がかかる」といった理由から、水産物の消費率が減少傾向にあり、マイナス面の払拭や消費拡大に向けて、水産庁が毎月3~7日を“さかなの日”と制定しました。この期間は海響館でも展示水槽で“魚の調理例”を紹介しています。今回はマサバを美味しく食べる調理例“サバサンド”についてお話します。

まず“サバサンド”とは。焼いたサバを好みの野菜と共にパンに挟んだいわゆるサンドイッチのことを指します。トルコ発祥の郷土料理で日本ではあまり馴染みがありません。
私がサバサンドと出会ったのはかれこれ5年以上前・・・。スーパーの特売で塩サバが販売されており、その隣でサバサンドの試食会が行われていました。初めて見た料理に「マサバをパンに挟む・・・?」と、違和感と抵抗感がありましたが、周囲に進められて試食をもらい口にすると「ナニコレ…!めっちゃうまい!」と感動したことを今でも覚えています。
この感動を皆様にお伝えしたい!ということで、今回は私が自宅で作るサバサンドのレシピを紹介します。
★材料 1人前
・食パン 2枚(5~6枚切り)
・サバ(生のマサバorゴマサバ/もしくは塩サバ) 片身
・スライスチーズ 1枚
・好みの野菜(レタス、トマト、キュウリ) 適量
・調味料(塩コショウ、バター、マスタード、マヨネーズ) 適量

★作り方
①三枚に卸して骨を除去したサバを1/2の大きさにカットし、フライパンor魚焼きグリルでしっかり焼く
※生のサバを使用する場合は塩コショウで下味をつけてください
②食パン2枚をトースターできつね色になるまで焼く
③好みの野菜を洗い、水気をしっかり取る。
食パンに収まるサイズにカット・スライスする
④焼いた食パン2枚、片面にバターとマスタード塗る
⑤ ④の食パンに、③の野菜→マヨネーズ→①のサバ→スライスチーズの順でサンド
⑥ ⑤をラップに包み、少しの間なじませる


⑦ ⑥を包丁で1/2にカットしたら完成

サバの味噌煮や塩焼きで親しまれているサバがこんなオシャレなサンドイッチに!
それでは実食。はい、ウマー(゜д゜)パンと野菜に挟まれたサバ、本当に美味しい・・・!
かなりボリュームがあるので、サバサンドと何かスープがあればお腹は十分に満たされます。もしサバの臭みが気になる方は、玉ねぎのスライスやハーブをプラスしても美味しく頂けますよ!パンも食パンではなく、バケットにしてもまた違った食感でハピネス♪
今回は“サバサンド”について紹介しましたが、これからも海響館で展示している魚の食べ方を発信していけたら良いなと思っております。
皆さんも「さかなの日」をきっかけに、旬な魚を食べてみませんか? o(`・ω・´)○
魚類展示課 永井 海愛