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伊豆の海で出会った生き物たち

私の出身地でもある静岡県、その東側にある伊豆半島にはダイビングスポットがたくさんあり、多くのダイバーが潜りに来ます。私は大学時代にダイビングに出会い、伊豆の海を中心に潜ってきました。写真を撮るのも大好きで、たくさんの生き物の写真も撮ってきました!今回は、静岡県伊豆でみられた生き物を、私が撮影したお気に入りの写真とともに紹介していきます!

まずは、こちら!あくびをしているのかな?アゴが外れちゃったのかな?いいえ、違います。ダイバーが写真を撮ろうと近づくと…口を大きく開けて、威嚇!この一生懸命な姿がすごくかわいく、私のお気に入りの魚の1つでもある「コケギンポの仲間」です。海響館では、2F沿岸の生き物水槽で見られます。穴からひょっこり顔を出す姿がとってもかわいらしいので、是非探してみてくださいね!

こちらは、隠れ上手な「メガネウオ」!なかなか怖い見た目をしていますが、目が上の方に付いていることから、英名では「スターゲイザー(星を眺める人)」というロマンチックな名前がついているんです。下関周辺でも底びき網漁で採れることがあるのですが、体が傷付きやすく、なかなか展示するのが難しい種類でもあります…

この模様、どこかで見たことありませんか?この魚は、「クマドリカエルアンコウ」といいます。歌舞伎役者のメイク、隈取にみえることから和名が付けられました。じーっとしているので、とっても写真が撮りやすく、ダイバーに人気の種でもあります。オレンジ色と白のコントラストが綺麗ですよね~

なんだかあるキャラクターに似ていませんか?黄色と黒のこの見た目からダイバーの間では、ピ〇チュウと呼ばれています。正式な和名は、「ウデフリツノザヤウミウシ」と言いますよ。この名前がなかなか覚えられません…

そして最後は、ダイバーの中でもアイドル的存在「ミジンベニハゼ」!暗い海の中でも、鮮やかな黄色はとっても目立って綺麗です!人間が落とした瓶を巣として利用しています。このかわいらしい姿、実は海響館でもみることができます。2Fとれとれタンクにて展示中ですので、是非見に来てください!

同じ海とはいっても、場所によって環境も違うので、すんでいる生き物が全然違います。
また、他の地域で撮った写真も紹介していきたいと思うので、楽しみにしていてくださいね!

魚類展示課  下村菜月

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