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海響館のショーの楽しみ方

 海響館は2001年4月1日にオープンし、2023年11月には累計入館者1500万人を達成しました。ご来館された際には、イルカとアシカの共演ショーをご覧になる方が多いのですが、海響館のショーは1回見ただけでは勿体ないのです。何回見ても楽しんでいただき、動物の魅力を感じることができるようにしていますので、今回はその見どころ4つをご紹介します。海響館に来たことがある方も、そうじゃない方も是非これを読んで興味を高めてください。

 まず1つ目“約2年毎に日中のショーのテーマ(内容)が変わる”

海響館の特色であるイルカとアシカの共演ショーは、実はおおよそ2年毎にショーのテーマ(内容)を変えています。現在、SDGsを取り入れた海響館オリジナルストーリーでタイトル「ビーチセイバーズ ~Sealion Dolphin Globe show~」をお届けしています。その前は、動物やトレーニングについて解説を交えてパフォーマンスを見てもらう内容でタイトル「Five rules ~“楽しい”のその先へ~」でした。ちなみに、ショーの台本や音楽、衣装など全て私たちスタッフが考えています。お客様にショーを楽しんでいただくのはもちろん、ショーを楽しみながら動物のことを知ってもらうこと、興味を持ってもらえるような内容となっています。海響館の日中のショーには、学習要素を盛り込み、楽しさと学びを融合させ、感動を与えられるようなショー構成にしています。

 2つ目“1年間に3つのショーが楽しめる”。

ゴールデンウィークと夏休みの期間に開催している夜の水族館では、毎回違ったテーマを設け、昼間とは全く違った雰囲気を演出したナイトショーを行っています。昨年のゴールデンウィークは「春の宴」、夏は「夏の宴 恋歌」、一昨年のゴールデンウィークは「イースター」、夏は「Magical World」をテーマにお届けしました。動物たちのパフォーマンスと光と音が織りなすナイトショーは必見です。日中のショーでは、トレーナーはマイクを使用し、動物たちの生態などをお客様により分かりやすく伝えていますが、ナイトショーは音と光だけで動物たちの能力が引き出すような演出となっています。

 3つ目“ショーは、毎回違う。アドリブだらけ”。

海響館の動物たちのパフォーマンスは、実は毎回少しずつ違っています。基本となるショーの流れやトレーナーのセリフは決まっていますが、出演するトレーナーや動物によってストーリー仕立てであっても少しずつ変えています。というのも、毎日毎回全く同じ流れでショーを行うと、動物たちもその流れを覚えて飽きてしまいます。動物たちに、どんなパフォーマンスをするのか、予想できなくすることで、ワクワク感を引き出し、その結果として良いパフォーマンスに繋がると考えています。海響館のトレーナーは、ショーをやりながら、動物たちとお客様のどちらにもショーを楽しんでもらうためにどうしたら良いか、常にグルグル考えています。

 4つ目“水中からは別世界”。

海響館のショーは2階席、3階の屋上広場から見ることができます。2階からは、動物たちのパフォーマンスを正面から見ることができ、3階からは見下ろす形となります。しかし、動物たちのパフォーマンスが見ることができる場所は他にもあります。それは、1階の水中観覧窓です。ショーの音楽やトレーナーのアナウンスは聞こえませんが、イルカがジャンプするときの助走やトレーナーの元まで勢いよく戻る水中でのイルカたちのダイナミックな泳ぎを見ることができ、そこはまるで別世界!あえて、この場所からショーをご覧になる方もいらっしゃいます。百聞は一見に如かず。出口近くに、この水中観覧窓がありますので、ショーの時間に合わせて見てください。おすすめです。

海響館のショーは1度見るだけでは勿体ないのが分かっていただけましたか?これからも、いつ来ても何度見ても皆さんに楽しんでいただき、動物たちの魅力を感じていただけるようなショーを作っていきますで、是非それを体感しに来てくださいね。

海獣展示課

河村景子

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