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マカロニペンギンの気持ちの伝え方

 4月上旬、亜南極ゾーンでは巣材の人工芝をばらまいた数日後にマカロニペンギンの巣を設置しました(「たくさんの人工芝を使います」)。

※巣の設置とは、スタッフが大きめの石で囲いをつくって巣の位置を決めてあげることです。

マカロニペンギンのぱく(♂)とドリー(♀)は昨年とは少し場所を変え、陸上部分の中央辺りにいることが多かったので、そこに巣を設置しました。

 

 

 リッキー(♂)とチョビ(♀)は岩の上の高台に巣材を集めたので、そこに巣を設置しました。

 

 

「ダッシュ(♂)」と「赤(♀)」はペアになるように期待していますが、どうも赤はダッシュよりも泳ぐほうが好きなようです…(昨年も同じでした)。来年に期待です!

 ペアになっているペンギンたちは徐々に巣にいる時間が長くなっていきます。そんなある日、巣でリッキーがチョビにある気持ちを伝えているのを見つけました!

 

 ※画像をクリックすると海響館Facebookページの動画が流れます

 これは「求愛行動」で、ペンギンたちは行動や鳴き声で相手に気持ちを伝えます。私たちスタッフはこのような求愛の行動や「交尾行動」などを見つけたら日誌に記録し、データを集めて、ペンギンの繁殖に役立てています。

 マカロニペンギン以外にもミナミイワトビペンギン、ジェンツーペンギンも今が繁殖期です。ここで紹介した動画にあるような行動があったり、ガラス越しにペンギンたちの鳴き声も聞こえてきたりするかもしれません。2羽一緒にいるペンギンを見つけたら是非チェックしてみてくださいね。

 

(by 井上美紀)

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