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ジェンツーペンギン産卵の瞬間
亜南極ゾーンではジェンツーペンギンが繁殖期を迎えています。メスは産卵の前になるとエサをほとんど食べなくなり、巣にいる時間が増えます。スタッフは時期とペンギンたちが示す兆候をよく見て、どのペンギンがもうすぐ産卵するかを判断しています。しかし、毎日飼育している私たちでも産卵の瞬間を見ることはほとんどできず、気がついたら卵を産んで温めているのを見つけるといった感じです。今回、そんな珍しいジェンツーペンギンの産卵の瞬間を撮影することができたので紹介します!
産卵の撮影ができたジェンツーペンギンの「チー」は5日間ほとんどエサを食べませんでした。そんなある日、チーを見ているとそろそろ産卵しそうな動きが・・・。すぐにカメラを構えました!
卵を産もうとおしりがふくらんでいます。巣の中でいきんで、フリッパーも震えています。
そして、ついにっ・・・産卵の瞬間です!尾羽の下に卵が見えます。
卵をお腹の下に寄せて抱卵します。ペアのオスが近くで見守っています。
近くで見ていてもジェンツーペンギンの産卵はとても静かなものでした。そして、産んだ卵をすぐに抱卵して守り育てる行動はたくましいと感じました。営巣や求愛、交尾、抱卵など繁殖期にしか見られない行動もあります。是非ジェンツーペンギンの繁殖期の様子も観察してみてください。
動画はこちら
ジェンツーペンギン産卵の瞬間
https://www.facebook.com/kaikyokan/videos/680827389132085/
(by 工藤)