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ジェンツーペンギンのヒナが誕生!
今年も無事にジェンツーペンギンのヒナが誕生しました!かわいらしいヒナの姿を見ると、私たちスタッフもいつも“にっこり”してしまいます。
ペンギン村亜南極ゾーンでジェンツーペンギンが産卵し始めたのは4月中旬、しっかりと卵を温めて最初の卵のふ化が始まったのは5月下旬でした。ふ化の始まりは「はしうち」です。ヒナがふ化しようと卵の中からくちばしを使って穴を開けることを「はしうち」といいます。写真を見ると卵の一部にひびが入っているのがわかると思います。ちなみにピンク色の部分は「抱卵斑(ほうらんはん)」と呼ばれ、卵を体温で温めるために羽毛が生えておらず皮膚が露出しているのです。抱卵斑を卵に密着させることで温めます。
さて、この卵にできた穴をよ~く見てみると、ヒナのくちばしも見えています。ヒナが卵の中から殻を割って出てこようと頑張っているのがわかります。手伝ってあげたくなるのですが、ヒナは少しずつ周りの環境に体を慣らしながら出てきます。硬い殻を割るのは大変ですが、強くたくましく成長していくための第一歩なのです。
はしうちからおよそ1~2日、ヒナは自分の力で誕生します。ふ化したばかりの小さくてかわいらしいヒナの姿を撮影しましたのでどうぞ!
もそもそと動いているのがわかりましたか?実はこれ、ふ化したばかりのジェンツーペンギンのヒナのおしりでした!
ヒナはまだ小さくて、親のお腹の下で大事に温められています。寝ている姿にも癒されます。さあ、これからすくすくと育ってね!
(by 出来、井上美紀)