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第170回 「イルカの親子」

この春、海響館では7年ぶりとなるバンドウイルカの出産を迎えました。現在、3頭の赤ちゃんイルカがすくすくと成長しています。同じ環境の中で育つイルカの赤ちゃんですが、お母さんイルカの育児の仕方は様々で、赤ちゃんの性格は個性豊かです。
今回は、そんなイルカの親子についてそれぞれ紹介していきましょう。
■お母さんイルカ:ラナ   赤ちゃんの性別:メス

 

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平成28年3月25日誕生
3月25日午前1時13分に破水を確認し、その2時間6分後の3時19分に出産。
赤ちゃんの特徴:おへそが出ている。赤ちゃんの中で体が1番大きい。
とてもやんちゃ。プールの底に体をこすりつけて泳いだり、「ラナ」が水中で呼吸孔から出す泡で遊ぶのが好き。
「ラナ」の子育て:「ラナ」はおっとりした性格なので、たまに休んだりしながら子育てもマイペースに行っています。そのおかげか、赤ちゃんは1頭で泳いでも平気な位たくましく成長しています。

■お母さんイルカ:アルカ  赤ちゃんの性別:オス

 

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平成28年4月10日誕生
4月10日午前10時30分に破水を確認し、その1時間42分後の12時12分に出産。
赤ちゃんの特徴:赤ちゃんの中で1番体の色が白い。目がぱっちりしている。
お母さんの「アルカ」と泳いでいることが多いが、「ラナ」とラナの赤ちゃんの3頭で泳いでいることもある。甘えんぼう?なのか、誰かと一緒に泳いでいることが多い。
「アルカ」の子育て:「アルカ」は初産にも関わらず、赤ちゃんの泳ぎを上手にサポートし育児を行っています。常に赤ちゃんのことを気にかけていますが、「ラナ」や「ティアラ」に赤ちゃんを預けることもあり、うまくバランスをとって子育てをしているようです。

■お母さんイルカ:ティアラ  赤ちゃんの性別:オス

 

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平成28年5月12日誕生
5月12日午前0時18分に破水を確認し、その1時間2分後の1時20分に出産。
赤ちゃんの特徴:赤ちゃんの中で1番体が小さい。好奇心旺盛で「ティアラ」以外のイルカとも積極的に泳ぎにいく。
「ティアラ」の子育て:「ティアラ」は3回目の出産ということもあり、育児がとても上手で、慣れた様子で生まれた直後から赤ちゃんの泳ぎをしっかりサポートしています。時には、あえて赤ちゃんが1頭で泳ぐように誘導したりとスパルタ?な面もありますが、安心して見ていられます。

6頭が並んで泳ぐ姿を見ると、とても心温まる気持ちになります。今後も赤ちゃんイルカの無事な成長を見守っていきたいと思います。

海獣展示課
長田 綾子

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