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第156回 「イルカたちの生活の場」

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海響館のバンドウイルカたちが日々生活しているイルカプールについて、お客様から「プールの深さはどれだけあるの?」「どれぐらいの水が入っているの?」などの疑問の声を耳にします。そんな疑問を今日は解決!イルカプールについて紹介します。海響館には、イルカとアシカのパフォーマンスが行われているショープールと、ショーに出演しないイルカが休息したり、イルカやアシカがトレーニングで使用するサブプールの2つのプールがあり、その2つのプールを繋ぐための水路があります。

 

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まずはショープール。大きさは長径18m・短径13mの楕円形で、深さは4.5mあります。このプールの水量は約800t!!例えるならば、小学校の25mプール2つ分ぐらいです。1階部分には大きな観覧窓がありイルカたちの水中の動きを観察することができます。そこからは、イルカたちそれぞれの特徴もよく見え、ショー中はダイナミックな動きも見る事ができます。また、ショープールに取り付けられた水中マイクを通じてイルカたちが出している生の音も聞くことができるので、是非聞いてみて下さい。

 

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続いてはサブプール。サブプールは、直径10mの円形で、深さは2.5m、水量は約200tです。このプール、実は床を上昇させることができるんです。イルカたちが体調を崩してしまった時に床を上げイルカを専用の担架に乗せて検査や治療をすることができます。このサブプールには、海響館の外側(海側)に小さな窓があり入館しなくてもイルカたちを見ることができます(注)。散歩の途中で覗かれる方も多いんですよ。

なかなか知られていないイルカたちが生活しているプールについて、皆さん少し知っていただけましたか?このプールで元気いっぱいに過ごしているイルカたちに、是非会いに来て下さい。

注) サブプールにイルカがいない場合もあります

 

海獣展示課
山田 瑞季

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