フンボルトペンギン特別保護区のヒナが初遊泳をし、最近は巣穴の外にいることも多くなってきました。
この日は母親のマーブルと一緒にヒナがプールサイドに出て来ていました。親鳥以外の他の大人のペンギンたちは巣穴から出てきたばかりのヒナが珍しいのか、少しつついたりしてヒナにちょっかいを掛けてくることがあります。
そんな時マーブルは、自分のヒナに近寄るんじゃないとばかりに寄ってくるペンギンたちを睨（にら）んで追い払います。左側のペンギンを追い払ったと思ったら次は右側…。母は大忙しです。

　自然界ではヒナが遊泳を始めると巣立ちを迎えます。このヒナもふ化して80日を越え、巣立ちを迎えてもおかしくないのですが、母親マーブルはどうやら過保護のようで、まだまだ子育てをがんばっています！この様子ではヒナがしっかりと巣立つのはまだもう少し先のようですね。
微笑ましい親子の姿を保護区に見に来て下さい。

 

 

（by 新田）