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深海魚がやってきた!

 世間ではここ数年、深海ブームが巻き起こっています…。みなさんは「深海」と聞いてどんなイメージをするでしょうか?「深海」とは、生物の世界では水深200mよりも深いところの事をいいます。深海は光が届かないので、水は冷たく、暗黒の世界です。そんな深海は、現実世界とは程遠い未知な世界と思っている方も多いと思います。 しかし!そんな深海にすむ生き物が、時々私たちの目に触れる機会があります。今回は、これまで海響館にやってきた深海魚たちを、ほんの少し紹介したいと思います!
まずはこちら

syatiburi

シャチブリ
2009年6月17日 底引網
全長:20cm
生息地:水深約150~500m
半透明でゼリー状の体から、「海の幽霊」とも呼ばれているそうです。確かに海で出会ったらちょっと怖いかも・・・! 日本近海では、シャチブリの仲間は6種が知られていますが、どれもなかなかお目にかかることはできません!

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リュウグウノツカイ
日時:2013年1月15日 定置網
全長:4m30cm
生息地:水深約200~1000m
最大でなんと11mまで成長するといわれています。ノルウェーなどでニシン漁をしていると豊漁のときにこのリュウグウノツカイが発見されることがあり、その巨大さゆえニシンを率いている王(King of Herrings)だと呼ばれています。「リュウグウノツカイ」という名前もなんとも神秘的!深海の竜宮城からお遣いにきたのでしょうか…!?

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サケガシラ
日時:2014年1月15日 定置網
全長:160cm
生息地:水深約200~500m
リュウグウノツカイと似ていますが、リュウグウノツカイは頭の上の背ビレが長く、腹ビレも長いのに対し、サケガシラはどちらも短いです。食べたことのある海響館スタッフの感想は、「ちょっと水っぽい感じ」だそうです。

daiouika

ダイオウイカ
2015年2月18日 角島の海岸に漂着
全長:2m80cm
生息地:水深約200~400m
日本では2~3mの個体が漂着することが多いですが、過去最大では、ノルウェーで約20mの個体が確認されています。日本では主に日本海側で確認されますが、下関で確認できたのは、おそらくこの個体が初めてです。
こんな大きなイカ!ダイビング中に出会ったら…!嬉しいような、怖いような…。(>_<)あなたならどうしますか?

 

 

今回は4種の深海魚を紹介しましたが、これからも深海魚が海響館へやってくるかもしれません・・・!深海の世界は、まだまだわかっていないことが沢山あります。まだ私たちの知らない生物も沢山いることでしょう。皆さんも、海岸を散歩してみたら、もしかしたらもしかすると!!!!深海魚とご対面できるかもしれませんよ!

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魚類展示課 吉田はるか

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