menu

loading...

ウミ+〇〇

皆さん、こんにちは!お魚探検隊員の井上です。今日は皆さんの想像力をお借りしながら生き物を紹介したいと思います。皆さん、想像してくださいね!今回のお題は「ウミ+○○」と名前のつく生き物ですよ。

お題1:想像してみて下さい。「ウミ」+「サボテン」?

saboten

 海の中に植物のサボテンのような生き物がいるとしたら…
想像できましたか?答えは…こちら!「ウミサボテン」

umisabotennchidimu

 似ているような、似てないような…。実はこちらはウミサボテンが縮んでいる時の写真です。ウミサボテンは明るいところでは体を縮めて砂の中に潜ってしまいます。しかし、暗いところでは体を伸ばしてポリプとよばれる小さなイソギンチャクのようなものを広げプランクトンのような小さなエサを捕まえて食べます。

umisabotenporipuhiraku

 こっちのほうがサボテンそっくりですね!

お題2:想像してみて下さい。「ウミ」+「エラ」?

sakanano

 写真はマアジのエラです。魚のエラは、呼吸をするところで、櫛(くし)のようなものが4枚重なっています。
想像できましたか?答えは…こちら!「ウミエラ」

 左右に櫛のような形を広げ、まるで魚のエラのように見えませんか?細かい砂があるところで、潮の流れがあるところにすんでいます。ポリプを広げて潮に流されてくる小さなプランクトンを捕って食べます。体の中に細長い骨が1本あって、体を支えています。
連想ゲーム、どうでしたか?想像に近かったですか?実は紹介した2種類はどちらも動物なんですよ。そして全部、サンゴやイソギンチャク、クラゲと同じ刺胞動物の仲間なんです。「これが動物!?」とういうのが私の第一印象でした。
他にもウミイチゴ、ウミキノコ、ウミタケ…なんて美味しそうな?名前の付いた海の生き物もいます。残念ながら、ちゃんと食べられるのは二枚貝の仲間の「ウミタケ」だけです…。皆さんも気になる生き物の名前があったら調べてみて下さいね。 水族館では生き物を見てから名前を知ることが多いと思いますが、名前から生き物を想像してみると、また違った面白さがあると思います。名前を付けた人は「的を射ている!」といつも思います。
今回紹介したのは、少し深くて、底が細かい砂になっているところで見られる生き物たちです。是非、2階サンゴと小さな生き物水槽で展示していますので、水槽をのぞいてみて下さいね。

mijinnbenihaze

おっ!こんなところに魚が!

魚類展示課 井上美紀

WEB入館券の購入