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くちばしの変化 -イワトビペンギン-
イワトビペンギンといえばつんつんとした頭の黄色い羽毛に目を引かれますが、オレンジ色のくちばしも特徴的です。今回はこのくちばしのお話です。
海響館では今年の5月に初めてイワトビペンギンのヒナがふ化しましたが、実はヒナのくちばしはオレンジ色ではなく黒色なのです。イワトビペンギンのくちばしの色は成長とともに、黒色から徐々にオレンジ色に変わるのです。
さて、それでは変化の様子を見てみましょう。
7月終わり頃からくちばしの黒色がやや薄く感じられるようになり、8月中頃にはくちばしの先端にオレンジ色が現れ始めました。しかし、この頃はまだ黒色も残っているためか、オレンジ色というよりは茶色といった色合いです。そして、10月中頃にはほとんどオレンジ色に変わりました。大人と比べるとやや色が薄くくすんでいるように見えますが、これは幼鳥(巣立ってから大人になるまでの期間)の特徴です。
日々の変化は少ないので気付きにくいですが、こうして写真で比べると、色の変化が分かりやすいですね。
(by 森本)