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もうすぐ! -イワトビペンギン-
亜南極水槽ではジェンツーペンギンとイワトビペンギンが産卵し、現在卵を温めています。昨年見事にヒナを育てたイワトビペンギンの「ディオ(♂)」と「ジャイロ(♀)」のペアも産卵し、2年連続でのイワトビペンギンのヒナ誕生に期待がかかっています。
卵が有精卵かどうか、またヒナが順調に育っているかを調べるために、卵に光を当てて中の様子を見る「検卵」というのを行います。それではディオとジャイロの検卵の様子を少しご紹介しましょう。
まず産卵から8日目の検卵です。赤い塊のようなもの(赤丸の中央)が見えました。これからヒナになる胚の部分です。胚ができているということは有精卵です。
そして産卵から25日目の検卵です。この時は卵の一部しか光を通しませんでした。これは卵の中で胚が大きく育っていることを意味します。これくらい光が通らなければ、すでに胚はヒナの姿をしていてふ化の準備が整ってきているのでしょう。
このように私たち飼育スタッフは卵の時から成長を見守っています。かわいいイワトビペンギンのヒナにもうすぐ会えると思うと、その日が待ち遠しいです。
(by 森本)