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日本初記録!サンサイフグの標本を海響館スタッフが見つけました!

 

 サンサイフグは、これまで日本沿岸から採集された記録がありませんでしたが、海響館の飼育スタッフが萩博物館の標本調査を行った際に、サンサイフグの標本を発見しました。この標本は日本沿岸から得られたものとしては初記録です。この調査結果は、論文として2019年12月23日の魚類学雑誌のオンライン版に掲載されました。

 サンサイフグは、日本沿岸を除く東シナ海、渤海、黄海に分布しており、それらの海域で漁獲されたサンサイフグが日本で水揚げされていた時代がありました。そのため、サンサイフグという標準和名や、毒性の研究結果などは知られていましたが、日本沿岸で採集された正式な記録はこれまでありませんでした。

 今回、このサンサイフグの標本を期間限定で展示します。日本沿岸から得られた唯一の貴重な標本です。是非海響館の他のフグと見比べてみてください。

 

期間

2020年1月13日(月)~2020年2月16日(日)

 

場所

2階・とれとれタンク周辺

 

生物

サンサイフグ(フグ目フグ科) Takifugu flavidus

 

展示標本情報

標準体長269 cm 1995年6月5日萩市沖で採集された個体。

トラフグなどが含まれるフグ科トラフグ属魚類とは、胸ビレ後方の黒斑は不定形であること。体表にある小棘の分布が、背と腹部で別れていること。臀鰭の半分が褐色であることなどから区別できます。

 

※標本の展示となります。生体展示は行っておりません。

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