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熱帯性巻貝「ハチジョウダカラ」を山口県で初確認!

hachijyoudakara2016

 

この度、下関市の海岸で熱帯性巻貝ハチジョウダカラを確認しました。ハチジョウダカラはタカラガイの仲間で、熱帯太平洋・インド洋に分布し、これまでに三浦半島以南の太平洋側と九州西岸からしか見つかっておらず、対馬海峡より北の日本海では初の記録となります。今回の記録を含めると、山口県のタカラガイの記録は32種となりました。近年、北長門海岸では多くの熱帯性の海洋生物が見つかっており、今後さらに発見の記録が増えるかもしれません。海響館では、山口県水産研究センター、萩博物館と協力し日本海域の生物の変遷を調査しています。今後も引き続き調査及び情報収集に努めていきます。
今回確認したハチジョウダカラ(貝殻)は、これまでに下関地域で確認されているタカラガイと共に展示いたします。
・期   間  平成28年3月5日(土)~

・場   所  海響館2階

・展 示 種  ハチジョウダカラ(タカラガイ科)
学名:Cypraea mauritiana

・そ の 他  ハチジョウダカラの貝殻は2016年1月29日に下関市豊北町神田で採取した標本で、通常のタカラガイと形状が違うことから成熟した貝ではなく幼貝と考えられます。今回の貝の同定については、萩博物館の堀成夫氏、タカラガイドブックの著者である淤見慶宏氏に協力をいただきました。

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