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下関で確認!!希少海藻「ホソエガサ」を展示します!
ホソエガサはかつて西日本各地のアマモ場などで広く分布していたといわれています。しかし、近年では沿岸の開発などによる環境の変化により、その数が著しく減少しています。そのため、現在では石川県、京都府、長崎県、沖縄県の一部の地域でしか見ることができなくなってきていることから環境省RDB(レッドデータブック)絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。この度、海響館の調査により下関市内5カ所で分布を確認しました。
海響館では今後も地域の自然を把握するため調査及び情報収集に努めていきます。
・期 間 平成28年3月5日(土)~
・場 所 海響館2階
・展 示 種 ホソエガサ(カサノリ目カサノリ科)
学名:Acetabularia caliculus
・そ の 他 カサノリの祖先種はカンブリア紀以前にはすでに存在し、2億5000万年前には全世界の海洋で繁栄していたことが知られており、ホソエガサは生きた化石といえます。また、人魚のワイングラス(Mermaid wineglass)とも呼ばれるなんとも美しい海藻でもあります。市内では主に6月から8月頃観察することができます。
レッドデータブックには絶滅、野生絶滅、絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧、情報不足のカテゴリーがあります。
※生物の状態により、展示を中止する事があります。