会社情報

館長挨拶

 21世紀最初にオープンしました海響館は2017年4月1日に17年目に入りました。これまでにご来館いただいた多くのお客様のご愛顧とご支援に関係者一同感謝申し上げます。
 海響館は、「海のいのち・海といのち」をメインコンセプトとし、下関らしい展示として100種類以上の世界のフグ目魚類の展示や、国内では珍しいイルカとアシカの共演ショーの開催、国内最大級のペンギン展示施設では野生の生息環境を再現しペンギンたちがいきいきと生活する姿やペンギンが群れで泳ぐ姿をご覧いただくイベント「ペンギン大編隊」の実施など、教育的配慮の基で「生き様展示」を取り組みとして掲げ、動物の本来持つ習性や行動の展示を行ってまいりました。また、1階の無料ゾーンには世界に数体しか現存していないシロナガスクジラの全身骨格標本を完全な形で展示しており、その圧倒的なスケールは地球上で最も大きな生物としての存在感を感じさせております。
 昨年の2016年春には、世界初となるフンボルトペンギンの人工授精成功という偉業を成し遂げ、その業績を国内外に広く発信することができました。また、バンドウイルカの出産があり、現在2頭が順調に成育しており、多くの方々に貴重なイルカの育児の様子、そして日々成長していく子供たちの姿をご覧いただいております。さらには、2017年1月からおよそ2ヶ月という期間ではありましたが、世界初となるアマミホシゾラフグ(2015年に新種として記載されたフグ)の展示を実現させ、フグの水族館として意義のある飼育展示を行うことができました。その他、2016年夏季には「くっつく生き物」をキーワードとし、海と日本プロジェクト「くっつきから覗く海の世界」と題して日本財団より助成を受け、専用アプリをダウンロードしたタブレットを持って館内を巡るという新たなイベントの試みや、より充実した内容の特別企画展および磯の観察会を開催しました。このように、常に進化しつづける水族館でありたいという思いを持ち続け、さまざまな挑戦をしているところです。
 これからも、生き物たちの新たな魅力を発信する様より一層努めてまいりますので、今後の海響館にもぜひご期待ください。スタッフ一同皆さまのお越しを心よりお待ち申しております。
下関市立しものせき水族館「海響館」館長 石橋 敏章
下関市立しものせき水族館「海響館」
館長 石橋 敏章

施設概要

海響館
建設に至った経緯
関門国道トンネル開通以前の昭和31年11月に水産都市・下関の象徴として、当時では東洋一の規模で長府外浦に開館した旧水族館は、長きにわたり水生生物の展示や飼育研究を通じて、多くの人々に親しまれてきました。しかし、施設の老朽化が著しく、市民の間で21世紀にふさわしい新しい水族館を求める気運が高まりました。ウォーターフロント開発の一環として、観光・レクリエーション事業の振興による地域活性化の起爆剤になるとともに、自然科学・海洋文化を体験しながら学習することができ、地域間・多世代の交流拠点となる水族館の建設をということで、平成3年12月に下関市役所内に水族館整備研究会を設置し、建設準備に入り、平成13年3月竣工、同年4月に開館に至りました。 この度は、オープン後初めてのリニューアルに向けて、平成17年9月19日に全国から水族館関係者、学識経験者、下関市関係者による専門委員会を設置し基本計画を審議しました。入館者数20万人増を目指したリニューアル計画のメインとなる展示生物について審議を行い、水族館、動物園で人気が高く集客効果が見込め、専門家の見地からも新しい展示の可能性があり、かつ、展示生物の飼育環境に対し適切な規模の施設が確保できることなどを総合的に審議し、ペンギンを中心とした展示とすることに決定し平成22年3月1日にリニューアルオープンしました。 元来、下関市とペンギンは大変深い関わりがあり、昭和32年2月13日に大洋漁業㈱の捕鯨船が下関へ寄港し、コウテイペンギンを旧水族館へ寄贈した経緯もあります。

施設の概要

平成13年4月、下関の中心部、下関駅と唐戸地区を結ぶ新たな賑わいの空間”あるかぽーと”に、新しい水族館・下関市立しものせき水族館「海響館」が誕生しました。 海峡ウォーターフロント開発の中核的な観光・レクリエーション施設として、さらに、関門海峡を挟んだ門司港レトロ地区等との連携による相乗効果により、下関活性化の起爆剤として大きく期待されています。 また、ペンギン村に関しては、チリ国立サンチアゴ・メトロポリタン公園よりフンボルトペンギンの「生息域外重要繁殖地」の指定を受け、フンボルトペンギン飼育下繁殖を支援する協力貢献を期待されています。

メインコンセプト

『海のいのち・海といのち』
下関市立しものせき水族館「海響館」は、下関の成り立ちが海と深く関わってきたことから、「海のいのち・海といのち」をメインコンセプトにしています。水の生き物たちの生態を通じ、自然と人間の係わり合いや生命のすばらしさ、自然保護の大切さについて理解を深めていただこうとするものです。自然科学、海洋文化を体験しながら学習する21世紀の水族館として、地域間、多世代の交流の拠点となる施設です。

建物概要

場所 下関あるかぽーと6番1号
敷地面積 約13,900㎡
構造 鉄骨・鉄筋コンクリート(SRC)造 4階建
延床面積 約14,400㎡
展示水量 約3,200㎥ 水槽数75槽
展示水族 約550種 約55,000点
施設の特徴 ・海峡メッセと対照に横のラインを基調とし、関門海峡の新たなランドマークとなる形態 ・大屋根は、大型水生生物(クジラ、イルカ)をイメージ ・ペンギン村は亜南極と温帯の2つの気候エリアを持った展示施設で、亜南極エリアは生態展示エリアと学習エリアがあり、楽しく学べる。また温帯エリアは特別保護区とふれあい広場があり、ペンギン自然生息地の環境を体験できる。

業務財務情報

公益財団法人下関海洋科学アカデミーの業務財務情報を閲覧することができます。