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国内では15年ぶり!待望のマカロニペンギンのヒナが誕生しました!

 

 6月14日、マカロニペンギンのヒナが誕生しました。国内でのマカロニペンギンの飼育羽数は減少の一途を辿っており、2007年に海響館でふ化したのを最後に(※1)長年ふ化に至っておらず、この度15年ぶりとなる待望のヒナの誕生となりました。このヒナは、海響館のオスと仙台うみの杜水族館(株式会社横浜八景島)からお借りしているメスとの間に生まれました。ヒナは今のところ順調に育っており、ふ化した当日は113.5gだった体重は6月17日には219gまで増えています(※2)。巣立ちまでヒナの成長を温かく見守ってください。

 また、今後は海響館の公式ホームページやInstagram、Facebookでヒナの成長を紹介していきますので、是非ご覧ください。

 

場所

海響館 ペンギン村亜南極ゾーン1階

 

ヒナ

産卵日 5月10日
ふ化日 6月14日
ふ化時の体重 113.5g
性別 不明
雄親:愛称「ぱく」 18才 2003年11月12日生まれ
雌親:愛称「赤」  25才 1997年6月15日生まれ
※ブリーディングローンにより仙台うみの杜水族館から借受中

 

背景・経緯

現在、国内の水族館でのマカロニペンギン飼育羽数は8羽(オス4、メス4)のみとなっており、高齢の個体が多数を占めていることから、繁殖が非常に困難な状況となっております。海響館は、減少を続けるマカロニペンギンの個体数を維持しようと取り組んでおり、2005年に海外からマカロニペンギンを新たに搬入したほか、国内の水族館・動物園にご協力いただき※3、マカロニペンギンの繁殖個体群を形成することで繁殖の成功を目指してきました。今回のヒナの誕生は、海響館にとってもとても喜ばしいことであり、国内でのマカロニペンギンの展示継続につながる成果となります。

※1 このヒナはふ化後15日で死亡しました。
※2 ヒナの成育を最優先に考え、現在はヒナを育てた経験・実績があるミナミイワトビペンギンのペアがこのヒナを育てています。
※3 ブリーディングローン…水族館や動物園間で繁殖を目的とし、動物の貸し借りを行うこと。

 

その他

現在は、観覧通路側から見えない場所でヒナを育てています。

生物の状態により、展示を中止する事があります

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