ふ化の介助を行ったキングペンギンのヒナはふ化後、1週間程は鳴き声を上げることが少なく、体重も増減を繰り返すなど、状態がなかなか安定しませんでした。しかし１０日目頃から頻繁に鳴くようになり、体重も順調に増加し始め、体温を守るための綿羽も生え始めました。

　ふ化時は232.8ｇと手のひらサイズでしたが、２か月が経過した今では6ｋｇ近くまで増加し、綿羽も指が沈み込むほど長くふわふわになりました。

　キングペンギンのヒナは生後半年から１年で巣立ちを迎えます。海響館はリニューアル工事で12月から７月（予定）まで約半年間休館するため、ふわふわなヒナを間近で見られる期間はあとわずか…。是非、会いに来てくださいね。

(by 小西)