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かわいい!フォトスポット
海響館はリニューアル工事に伴う12月からの休館まで、あと4ヶ月となりました。そこで、これからご来館いただく方に、海獣類(イルカやアシカ、アザラシ、スナメリ)のフォトスポットと注目ポイントを担当である私個人の目線でご紹介していきます。是非これを読んで興味を持っていただけたら嬉しいです。
まずは、イルカプール。イルカとアシカの共演ショーでは、現在「ビーチセイバーズ ~Sealion Dolphin Globe show~」というタイトルでSDGsをテーマにしたショーを行っています。イルカたちが協力してゴミを回収したり、アシカがゴミをゴミ箱に捨てたりするシーンもあり、環境問題について今一度考えてもらえるような内容を楽しくお届けしています。ショーの中ではイルカとアシカがキスをしているかのような写真が撮れたり、イルカがジャンプを飛ぶ場所などをトレーナーがアナウンスしたりしますので、是非その場所にカメラを向けてイルカたちのダイナミックなジャンプを写真に収めてみてください。
そして私のオススメは、観覧エリアの座席一番海側の最前列でショーを見ることです。こちらは、アシカを間近で見ることができる席です。体重が300㎏越えしている大きなオスアシカから、小柄なメスアシカまで、総勢7頭のアシカがランダムに出演しています(各回1頭の出演)。どのアシカに会えるかは出きてからのお楽しみです。
また、同じイルカプールでも、1階の水中観覧窓もオススメです。ショーの合い間や夕方にかけての時間帯には、時々1階のガラス面にイルカたちが来てくれます。イルカの全身や一頭一頭の顔もしっかり見ることができますので、お気に入りのイルカを見つけてみてください。
続いて、アザラシプール。「アザラシのぱっくんタイム」のイベントでは、キスをしているかのようなかわいらしい写真を撮ることができます。実はこの行動は自然界でも見ることができるもので、母親アザラシはこのように鼻と鼻を付け合せて、自分の子供かどうかニオイで確かめるといわれています。
その他にイベント中の私のイチオシスポットは観覧エリアの“左端”です。こちらは、ガラス面に来るアザラシを間近で見ることができるためイベント中は写真のようにアザラシと同じ目線でアップな写真を撮ることができます(他のお客様への配慮をお願いします)。また、イベント以外の時間でお昼以降は茶柱のようにプールに2頭が並んで浮いている光景をよく見かけます。目をつぶりそのまま寝ていることも多くかわいらしい姿に癒されます。
最後に、スナメリプール。「スナメリのプレイングタイム」のイベントでは、スナメリがお客様に向かってバブルリングを4~6回作ります。スナメリは砂の中に潜んでいる生き物を食べる時に、砂底に向かって口から勢いよく水を吹いて隠れている獲物を追い出して捕まえると考えられていて、このバブルリングは“水を吹く”という行動を応用してできたものなのです。スナメリの口の動きに注目して、スナメリが作る天使の輪“バブルリング”を写真に収めましょう。
いかがだったでしょうか?今回紹介したのは、私のおススメの一部にすぎません。皆さんも是非かわいい動物たちの姿を写真に収めてみてくださいね。その中で“かわいい”だけでなく、もっと知りたい!興味がわいた!なぜこんなふうになるんだろう?とたくさんの感情や疑問をもっていただき、少しでも海や海の生き物たちについて学び知っていただければ嬉しく思います。
海獣展示課
藪亀 晴花