loading...
見れたらラッキー!ゲリラトーク
館内のどこかで突然始まる“ゲリラトーク”は、展示スタッフが生き物の魅力を楽しく紹介するサプライズイベントです!魚だけではなくイルカやアシカなどでも行っているのですが、時間が決まっていないためイベントのスケジュールには載っていません。だからこそ、出会えた方だけが楽しめる特別なひとときを提供しています。スタッフやその時々によって内容が全然違うということもゲリラトークの魅力の一つです。
イルカスタジアムで行うゲリラトークでは、イルカやアシカが日々取り組んでいるトレーニング(エンリッチング※)の様子を中心に、スタッフが解説を交えながらお届けしています。プレゼンテーションの中ではなかなか伝えきれない、普段の生活の様子や健康管理のために行っていること、スタッフとの関わりの中で見せる行動など、「日常の一コマ」を実際に見ることができます。今回はその魅力を知ってもらいたくて、ある日のゲリラトークの一部をご紹介します。

写真は、バンドウイルカ「サン」の体重測定をしている様子です。
イルカの体重をモニタリングしながら、適正なエサの量を調整することは健康管理に欠かせません。そのためイルカたちには自ら体重計に乗ってもらい、週1回測定を行っています。しかし、まだ若いサンは体重計(専用のボード)の上に一発で乗って静止することが難しく、少しずつ上陸する時間や距離を伸ばしているところです。
この日のゲリラトークでは、「なぜ体重測定が必要なのか」「どのようなステップで体重測定ができるようになっていくのか」といった内容を実際の様子を見ていただきながら解説しました。
ゲリラトークは、決まった時間に行うイベント以外でも「お客様との接点をつくりたい」「生き物たちのことを伝えたい」という思いから昨年の8月1日から新たに始めたもので、ここに書いたとおり内容が決まっていないというのが最大の魅力だと思っています。もちろん台本もありませんので、スタッフがその時に伝えたいものやことを生の声で話をしています。もし、イルカスタジアムでマイクをつけたスタッフを見かけたら、是非足をとめてみてください。ゲリラトークが始まるかもしれません。
※「エンリッチング」とは?
海響館が作った造語です。
動物トレーニングのことを指す言葉で、トレーニングの本来の目的が「動物を心身共に健康にするため」であり、「エンリッチメント(環境を豊かにする)の一つ」という考えから、それを適切に表現するために「エンリッチング」と呼ぶことにしました。トレーニングは、日本語では「訓練」や「調教」と訳され、人でも「鍛錬」などに用いられる言葉であるため、動物トレーニングは動物に何かを強いているものとして捉えられることが多くあります。しかし、実際には強いるものではなく、動物に良い影響を与えるものであるという正しい理解を内外に広く認識してもらうために造語で表現することにしました。
海獣展示課
國分 珠月


