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アシカの繁殖期の変化

 カリフォルニアアシカの繁殖期は5月から7月で、海響館でも絶賛繁殖期を迎えています。今回はカリフォルニアアシカのオスに見られる繁殖期の行動や体の変化を3つご紹介しましょう。

 まず1つ目は、“声”。アシカは一夫多妻制で、オス一頭がメス複数頭を率いる「ハーレム」という繁殖のための群れをつくります。オスは大きな声を出したり、オス同士で体当たりをし、自分の縄張りとハーレムを守ります。海響館でも、繁殖期になるとオスアシカは大きな声で鳴くことが増えます。

 2つ目は、“ペニス(陰茎)”。オスアシカのペニスは体内にしまわれており、普段は外から見てもほとんど分かりません。しかし、繁殖期になるとペニスが体内で若干膨らみ、外から見て分かるようになります。ちなみに、ヒトのペニスには骨がありませんが、アシカのペニスには骨があります。これは陰茎骨(いんけいこつ)と呼ばれるもので、その役割は、オスは複数頭のメスのタイミングに合わせて交尾を行わなければならず、自分の子孫を確実に残すために長時間交尾ができるだといわれています。

 3つ目は、“行動”。この時期になると、食欲が低くなったり、周囲を気にしたりすることが増えていきます。野生のオスでは、エサを食べずにハーレムを守るため、体重が20~30kgも減ることがあるようです。

私たちスタッフは、このようにアシカの繁殖期を暦からだけでなく、日々の観察によって得られる目や耳からの情報で感じることができるのです。

 8月1日にオープンするアシカ展示繁殖施設「ひれあしビーチ」では、アシカたちの泳ぐ姿や寝ている姿など、自然な姿を見ることができると思います。現在、着々とオープンに向け準備を進めております。スタッフ、生き物たち一同、皆さんのご来館を心待ちにしています!

(海響館は現在、改修工事に伴い7月31日まで休館中です。)

海獣展示課

田代 真菜

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