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休館まで、あと1ヶ月

 海響館は、2001年4月にオープンし、あっという間に23年が経ちました。外装、内装ともに経年劣化が見られ、熱源装置やポンプなどの機械設備の老朽化が進んでいます。このような状況から、施設や設備の改修のために令和6年12月1日から令和7年7月まで休館し工事を行うことになりました。

 私が担当している海獣類(イルカ、スナメリ、アシカ、アザラシ)は、これからどんなことがあるのかというと、プールの防水層や擬岩の補修、腐食箇所の取替や照明器具のLED化、そして新たな魅力づくりとしてアシカの繁殖展示施設の新設があります。工事の工程表や内容の確認など工事関係者と密に連絡を取り合いながら様々なことを進めています。

 アシカの繁殖展示施設は、海響館として初の展示施設となり、とにかくアシカを好きになってもらいたい、アシカの繁殖を成功させたい、赤ちゃんアシカを見てもらいたいという思いで施設作りにはこだわっています。現在は、模型や図面を見て想像を膨らませながら、解説パネルの内容やデザインの確認、水道やコンセントの位置の確認を行っている最中です。ちなみに、来館者100名に「好きな海響館の生き物」についてアンケートを行ったところ、アシカは断トツ最下位でした。リニューアル後は、海響館と言えば、“フグ”だけではなく、“アシカ”と印象に残るように、アシカの魅力を発信できればと思っています。

 12月からはしばらく休館となりますが、メンテナンスを終えてリフレッシュした海響館に是非足をお運びください。アシカの繁殖展示施設も乞うご期待!!休館まで、あと1ヶ月。駆け込みのご入館大歓迎です。

アシカの繁殖展示施設工事現場
とある実験(黒い物体はアシカ)
“解説パネル”をどうしようか悩んでいる

海獣展示課

河村 景子

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