menu

loading...

世界初展示!あのミステリーサークルを作るフグとして有名な「アマミホシゾラフグ」の稚魚を公開!

この度、世界で初めてアマミホシゾラフグの稚魚を展示します!
フグ目魚類の展示種類数世界一を誇る海響館は、2012年よりミステリーサークルをつくることで有名な「アマミホシゾラフグ」の生態研究として、現地調査と稚魚の育成に取り組んできました。そして、2024年5月に奄美大島にて採集した卵からふ化したアマミホシゾラフグが順調に成育しているため、この度稚魚を展示することにいたしました。これまで試行錯誤を繰り返しながら育成技術の蓄積に努め、世界初となる飼育下育成個体(稚魚)の展示という成果にようやく辿り着くことができました。
スタッフが情熱を持って育てているアマミホシゾラフグの稚魚の姿を是非この機会にご覧ください。成魚になるまではまだまだ試練があるかと思いますが、全力で育成に努めていきますので、温かく見守っていただければと思います。

【アマミホシゾラフグの育成の苦労】
アマミホシゾラフグの稚魚の育成は、全国の水族館の中でも海響館しか取り組んでおらず、情報の少なさが大きな壁になっていました。アマミホシゾラフグが生息している鹿児島県の奄美大島の環境を参考に飼育環境を整えること、質の良いエサを効率的に与えるよう工夫することなど、どれが正しく、何が吉とでるかわからない手探りの状態から、細かな観察としっかりとした考察を繰り返し、今回の育成につなげることができました。最初に取り組みを始めてから12年間の成果となります(成魚になるにはまだしばらくかかりますが)。

【アマミホシゾラフグとは】
全長10㎝ほどのフグで、海底に産卵床となるミステリーサークルを作ることで知られています。2014年に奄美大島にて発見され、新種登録されました。日本の生き物で初めて世界の新種10種にも選ばれた注目度の高いフグです。その生態にはまだ解き明かされていない部分が多く、今回の稚魚飼育はアマミホシゾラフグ稚魚の成長過程を明らかにするものです。

期 間

令和6年8月5日(月)~
生物の状態により、展示が予告なく終了する場合がございます。

場 所

2Fエントランス

その他

卵の採取に関して、一般社団法人奄美せとうち観光協会、瀬戸内町海を守る会、瀬戸内町漁業協同組合、大島支庁の協力を得て実施しています。

WEB入館券の購入