『スナメリのプレゼンテーションの裏側』


 みなさん、こんにちは。今日は、スナメリのプレイングタイムの裏側についてお話しします。スナメリのプレイングタイムでは、1日3回バブルリングやバブルラインなどをお客様に披露し、スナメリたちの素晴らしい能力を紹介していますが、その裏側では一体どんな事が行われているのでしょうか?
 プレイングタイムは、スナメリはもちろんのこと、2頭のスナメリに指示を出すトレーナー1名とお客様に解説を行うスタッフ1名によって成り立っています。トレーナーはお客様から見えない場所(プールの上)にいて、解説スタッフはスナメリたちの水中の様子が見えるガラス面でお客様への解説を行っています。そして、互いに連絡を取りながら次の手順のように大きく7つの事を行っています。1.トレーナーが解説スタッフに次は何をするのか合図を送る 2.トレーナーが使用する道具を準備する 3.トレーナーがスナメリに指示(サイン)を出す 4.トレーナーと解説のスタッフがスナメリの水中の動きを確認する 5.解説のスタッフが解説を行う 6.トレーナーが使用した道具を片付ける 7.トレーナーがスナメリに餌を与える、というものです。このように同時にさまざまな事を行わなければならず、私たちトレーナーは毎回大忙しです。
 一番手順が多いエアホースを用いて行うバブルリングを1つの例に挙げ、実際に何をどのように行っているのかを、観客側とトレーナー側に分けた視点で説明していきましょう。観客側では、水中にエアホースが入り、スナメリたちが1頭ずつホースから出る空気を口の中に取り入れ、上手くはき出し綺麗なバブルリングを目の前で行っています。それに合わせて解説のスタッフが、バブルリングの解説を行います。その時トレーナー側では、トレーナーがエアホースを足で押さえながら、解説に合わせてバブルリングの指示をスナメリ1頭に出し、綺麗なバブルリングが出来ているかをモニターで確認しつつ、さらに待機中のスナメリの様子も見て餌を与えます。時には、バブルリングを行っているスナメリが、綺麗なバブルリングを中々作ることができない場合があり、そんな時はトレーナーもモニターに夢中になってしまい、待機中のスナメリに目が届かなくなってしまう事や、逆に待機中のスナメリを気にしすぎて、バブルリングをしているスナメリの様子をしっかり確認できないこともあります。カメレオンのように左右の目でそれぞれが確認できれば楽なのかもしれませんね。
 皆さんに楽しんでいただいているスナメリのプレイングタイムの裏側でどんな事が行われているか知っていただけましたか。プレイングタイムでは、私たちトレーナーと解説を行うスタッフが連携を取り、スナメリたちの素晴らしい行動をご紹介しています。みなさん、日本では海響館でしか見られないスナメリがつくる天使の輪・バブルリングや神秘的なエアーカーテン・バブルラインをぜひご覧下さい。きっと幸せな気持ちになれますよ。
観客側
バブルリング前(解説側)
バブルリング中
解説中
トレーナー側
バブルリング前(トレーナー側)
バブルリング中
スナメリに給餌中



海獣展示課 河村 景子
[最新一覧へ]