第5回 カリフォルニアアシカ・オタリア・
ゴマフアザラシの違いについて

 海響館にいるこの3種類の動物たちは足がヒレ上になっている鰭脚類(正確には鰭脚亜目)の仲間達です。海響館には、
◇カルフォルニアアシカ オス4頭
メス3頭
◇オタリア  オス1頭
メス4頭
◇ゴマフアザラシ オス1頭
メス1頭
 以上の合計14頭が暮らしています。この3種類の動物たちは2つの種類に分けることが出来ます。カルフォルニアアシカ、オタリアはアシカ科という仲間で、ゴマフアザラシはアザラシ科という仲間です。まずは、この2つの仲間の違いをみてみましょう 。

 
カルフォルニアアシカ
ゴマフアザラシ






 まずは姿、形の違いを比べてみましょう。
 アシカには、内耳という小さな耳たぶがついていますが、アザラシにはついておらず耳には穴があいているだけです。また、アシカとアザラシは両方とも前脚と後ろ脚の長さが違いますが、アザラシの方が脚が短いという特徴があります。アザラシの後ろ脚は折り曲げることはできず、このため前脚だけを使い地面をはうようにして歩きます。アシカは4つの脚を使って歩きます。アシカたちはアザラシよりも陸上の生活に、そしてアザラシたちはアシカよりも水中の生活に、それぞれ適合しやすい体になっているのです。

 続いて、生活や性格の違いをみてみましょう。
 アシカは、オス一頭に対してメス15〜20頭の家族(ハーレム)を作って集団で生活しています。これに対して、アザラシはオス一頭にメス一頭という一夫一妻制の生活をしています。自然界では、オス一頭、メス一頭、子供一頭の家族3頭そろって生活するところをよく目撃されることがあるようです。海響館のアシカたちは、それぞれケージと呼ばれる部屋で生活をしています。また、アザラシは用心深く、おとなしい性格をしています。特に、海響館のアザラシ、ホーくんは特に用心ぶかくって、ちょっとした物音でもすぐに反応するんですよ。

 今度は、3種類の動物たち、それぞれの特徴をもう少し細かくみてみましょう。

カルフォルニアアシカ モモタロウ(オス)

 上の写真は、現在、海響館のアクアシアターで活躍しているアシカくんです。モモタロウくんは13才の立派な大人の男の子。写真のように、大人のオスは頭のてっぺんにこぶができるのが特徴的です。
 このカルフォルニアアシカは水族館で多く飼育されており、ショーなどでも活躍しています。
 自然界での生息地域はカリフォルニア湾周辺ですが、海響館のアシカたちは日本生まれ!モモタロウくんは高知県の桂浜水族館からやってきました。旧下関水族館で生まれ育ったアシカくんたちもたくさんいます。


オタリア ウルグ(オス)

 続いてオタリア。カリフォルニアアシカによく似ていますが、比べるとずんぐりとした体つきをしています。特にオスは、鼻づらが太くて短く、少し上を向いています。また、たてがみが長く、乾いているときにはまるでライオンのようです。
 自然界での生息地は南アメリカ、ペルー〜チリそしてブラジル南部までの広範囲で生活しています。海響館のオタリア達もここからはるばる飛行機に乗って下関にやってきました。ウルグくんもアクアシアターで活躍しています。


ゴマフアザラシ マル(メス)

 ゴマフアザラシは明るい灰色の体に黒色の小さな斑点が多く散在しているのが特徴です。オホーツク海、黄海、日本海、ベーリング海と冷たい海域に生息しています。自然界では氷の上で繁殖をします。海響館のホーくん、マルちゃんはとっても仲良し。2頭の子供がいつの日か生まれることをスタッフも心から楽しみにしています。真っ白な毛におおわれたゴマフアザラシの赤ちゃんを早くみてみたいですね。

 海響館のアシカたち、アザラシたちは元気に毎日活躍しています。みなさん、ぜひ、会いに来てくださいね。鰭脚類の仲間たちも、みなさんに会えることを楽しみにしています!

海獣展示課 竹下 涼子


アクアシアター


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アシカの歩き方
アザラシの歩き方
 
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