第48回 一日税関長を勤めてきました!!

みなさんは「税関」ってご存じですか?海外旅行の経験のある方なら、ピンとくるかもしれませんね。空港などで海外からの荷物のチェックや麻薬密輸入の取締りを行っている様子を一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?これが税関のお仕事のひとつです。
 今回のイルカくんアシカ君は番外編として、私、竹下涼子がその一日税関長としてお仕事をしてきましたので、その様子を報告したいと思います。

 まずは税関のお仕事の紹介です。恥ずかしながら、私自身も「税関」についてはほとんど知らない状態でした。税関の役割を大きく分けると、次の4つになります。
1. 税務行政  輸入品にかかる関税や消費税などの国内消費税や外国貿易に従事
         する船舶のとん税や特別とん税の徴収。また、適正な課税を確保
         するための輸入者等に対する立入り調査。
2. 通関行政  貨物の輸出入が法令に定められた手続きに従って正しく行われて
         いるかの書類の審査や貨物の検査。
3. 監視行政  違法な輸出入を防止するための取締り。
        (船舶や航空機などの輸出入貨物の取締りや旅客の
         携帯品などの検査)
4. 保税行政  貿易の振興や輸出入手続の便宜を図るため、保税蔵置場等の保税
         地域の許可を行うとともに、そこに搬出入される貨物の取締り。
                           (資料提供 門司税関)
このように私達の生活にとても重要な役割を果たしています。

 さて、本題ですが、2004年11月26日に一日税関長を勤めてきました。この日は、税関の132周年の記念式典が行われ、みなさんに税関の役割を知ってもらう為に、一日税関長として、税関のことを学び、PRを行いました。

 午前は記念式典に参加。式典では挨拶と表彰状の授与をさせていただきました。日頃、お客様の前でプレゼンテーションを行っているとはいえ、今回は普段とは違う凛とした空気の中だったので、大変緊張しました。(写真1)
 午後からは、巡視艇に乗船し、関門海峡の巡視を行いました。日頃から密輸船や不審な荷物がないか、確認されているそうです。(写真2)
 そして、私の一番興味のあった事が、「麻薬探知犬」による貨物検査でした。イルカとアシカ、犬と種類は違いますが、同じように動物をトレーニングしているので、楽しみにしていました。
あいにくの空模様で、実際に検査をする様子は見ることはできませんでしたが、麻薬探知犬のトレーナーの方、ハンドラーの方とお話しすることができました。トレーニング方法などを聞き、イルカやアシカたちのトレーニングと共通する分もあり大変勉強になりました。ちなみに、探知犬が麻薬を発見したときは「思いっきり遊んであげる」そうです。やはり、褒めてあげたり、その個体が喜ぶことをしてあげることが一番良いようです。褒めてあげれば、どんどんその行動は増え、反対に嫌な思いをすれば、その行動は無くなっていきます。これは、犬やイルカたちだけでなく、私達、ヒトも同じですよね?トレーナー、ハンドラーの方とお話をして、改めて「褒める」ことの重要性を認識しました。
(写真資料 写真提供 門司税関)
ふわふわの毛
写真1
アシカの毛
写真2
抜群の水はじき
麻薬探知犬による貨物検査
記念撮影


 いつもとは違うイルカ君アシカ君はいかがでしたか?門司税関は関門海峡を挟んで海響館の向かいにあります。門司港レトロ地区には旧門司税関があり、中を見学できるようになっているので、海響館に遊びに来たときにちょっと足をのばしてみてはいかがでしょう?私達の生活に深く関わるお仕事について、新たな発見があるかもしれません。
海響館から見た門司税関


海獣展示課 竹下 涼子
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