皆さんと私たちスタッフが心待ちにしていたゴマフアザラシのマルの子供が、ついに生まれました!!生まれたのは2月25日の午前6時27分、出産はとてもスムーズで正常な分娩でした。

 マルが父親のタルと交尾したのは昨年の1月末〜2月中旬、それからおよそ1年を経て出産しました。(タルはマルが落ち着いて出産できるよう予備プールに引っ越ししています。)昨年9月末から2週間おきに超音波検査を行い、胎児の成長を確認していました。また1月ごろからは、胎児がお腹の中で動く様子を見た目からも確認する事が多くなっていました。スタッフ一同、いつ生まれるんだろうとハラハラ、ドキドキ待ちわびていました!

 出産後、マルは少し疲れた様子でしたが、このプールでの出産は2回目で慣れているせいもあるのか、とても落ち着いており、1時間もすると子供にお腹を向けて授乳を促す行動を見せてくれました。子供の方は元気一杯で、鳴いたり動き回ったりしながら、早速お乳をねだりにいっていました。最初にちゃんとお乳が飲めているのを確認したのは、生まれてからおよそ1時間30分後のこと。前回は14時間かかったので、今回はとても順調だと思います。

 生まれたばかりの子供は、全身クリーム色の毛(新生児毛)に覆われた可愛らしい姿をしています。この白い色は、流氷や雪の上で出産するゴマフアザラシにとって保護色となり子供を危険から隠してくれます。
 現在では、この白いふわふわの毛は生え変わり、大人のアザラシと同じようなまだら模様になっています。

赤ちゃんがおなかの中にいたときの
 ★超音波検査(エコー検査)の画像を見てみよう!
赤ちゃんの成長の様子

ゴマフアザラシのプロフィール
【赤ちゃん】 オス
2007年2月25日 午前6時27分生まれ
誕生してから78分後に初めての授乳を確認。
2月26日 体重12.5kg、体長約80cm。歯が生え始めているのを確認。
2月27日 初めてプールで泳ぐ。
2月28日 へその緒がとれる。
3月 9日  クリーム色の毛が抜け始める。
3月12日 体重36.9kg、体長約96cm。
3月22日 全身の毛が生え変わり、大人のアザラシと同じようなまだらの模様になる
【マル】 メス 1990年4月14日生まれ
 宮島水族館から旧下関水族館を経て海響館へやってきたメスのアザラシです。旧下関水族館の時、1999年の台風により高波にさらわれ一時行方不明になりましたが、6日後に無事に保護された経験を持っています。2004年2月22日午後2時42分に男の子の「ハル」を無事出産し、立派に育て上げました。
【ハル】 オス 2004年2月22日生まれ
 海響館ではじめて生まれたアザラシです。
 2005年12月に両親と一緒に暮らしていたアザラシプールから、アクアシアター裏の特別水槽に引っ越しました。その後ショーデビューしましたが、あまりのお天気さんぶりのため、一日一回の不定期で、皆さんの前に登場しています。
ゴマフアザラシ ハル
【タル】 オス 1996年3月15日生まれ
 小樽水族館で生まれ、海響館へやってきたオスのアザラシです。とってものんびりとした性格の持ち主。マルとの間に「ハル」そして今回の赤ちゃんをもうけました。現在は、子育ての邪魔にならないよう一人暮らしをしています。
ゴマフアザラシ タル