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第72回 バックヤードツアー実施録


海響館の隠れメニューとして、「バックヤードツアー」があります。
子供会や団体の幹事さんより相談の連絡があった場合、日時や参加人数、参加者の年齢層、要望などの打ち合わせを行い、30分〜1時間30分程度の時間で魚類展示課の飼育スタッフで実施する裏方探検です。
春日市から参加してくれた子供会のツアーの様子を紹介したいと思います。まず、作業用エレベーターに乗って海響館の4階ホイストクレーンへ。ここでは海からやってきた生きものたちの水槽への移動のための機器、方法などを見学し、クレーンのレールに沿って関門海峡水槽裏側へと進みます。展示演出、岩の形状などを見学します。
今回は、関門ダイブ終了後のダイバーが通りかかったので、急きょモデルになってもらい、潜水について解説しました。
続いて、予備水槽エリア。展示水槽以外にも魚類をはじめいろんな生きものたちを飼育しています。時には「展示水槽よりもみていて楽しい」という感想をもらされる方も。
トラフグやマンボウの展示水槽上部を見比べ、生きものによって水槽の形状や設備の違いをどこまで見つけられるか観察しました。
ホイストクレーン
ホイストクレーン
関門海峡水槽上部
関門海峡水槽上部
ダイバーさん登場
ダイバーさん登場
予備水槽の役割と仕組み マンボウ水槽の上部
予備水槽の役割と仕組み マンボウ水槽の上部

作業用エレベーターに乗り、今度は1階調餌室へ。海響館で飼育展示しているすべての生きもののごはんを準備しています。そのほとんどが冷凍であるため大きな冷凍庫があります。実際に中に入り、マイナス25度の体験です。実はこの時が一番皆さん楽しそうです。

イルカ、アシカたちのろ過槽設備をアシカの鳴き声に興味を奪われながらも聞いてもらったあとは、アクリルガラスに耳をあて、イルカたちの声に耳をすましました。
最後にシロナガスクジラの下にて、生きものに関する質問などに答えてツアーは終了です。

時間的に余裕があれば、見学の予習となる生き物クイズを行います。
自然発生的にはじまったこのツアー。スタッフも何をどのように説明したらいいのか考えながら実践しています。よく言えば、初々しいところが魅力かもしれません。
参加されるお客様の要望を聞きつつ実施するため、説明するネタも増えてきました。
お客様からの要望や学習のねらいなど、できる限り受け入れ実施していきたいと思っています。どうしても他のイベントと重なる場合は、時間の変更などの調整を行っていますので、予めご了承下さい。「バックヤードツアー」を行うことにより、海響館での新たな視点や発見に役立てば・・・と思っています。
バックヤードツアーの申し込みは、1ヶ月前までに団体予約時に尋ねてみて下さいね。
バケツがいっぱい調餌室
バケツがいっぱい調餌室
冷凍庫はやっぱり寒い
冷凍庫はやっぱり寒い
イルカアシカたちのろ過槽
イルカアシカたちのろ過槽
イルカの声に耳をすましてみよう
イルカの声に耳をすましてみよう
シロナガスと自分の手を比べてみよう
シロナガスと自分の手を比べてみよう

魚類展示課 土井 啓行

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