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第71回 出前講座「水産業からみた下関」


下関市立養治小学校より出前講座のご注文をいただき、2004年7月8日に5年生53名を対象に実施しました。出前講座とは、下関市生涯学習まちづくり事業の一環で、子供から大人まで市民と行政が共に学びあう場を生み出す講座です。

養治小学校5年生からいただいたテーマは、「水産業からみた下関」です。持ち時間は2時間です。そこで、海響館のあちこちの倉庫から小道具をひっぱりだし、イルカやアザラシたちのお腹におさまるはずの魚たちを各種類数匹ずつ分けてもらい、これらを教材として問題を解いてもらい、下関の水産業を理解してもらうこととしました。
では、その一部の問題を紹介します。
サメの冷凍標本
サメの冷凍標本

1. 下関の魚市場で一番多く取り扱われた魚はどれでしょう?
    @アジ      Aタイ       Bイカ
2. 下関の漁師さんが一番たくさん捕った魚は何でしょう?
    @サバ      Aキビナゴ     Bイワシ
3. 下関の彦島周辺で養殖されている海藻はどれでしょう?
    @コンブ     Aヒジキ      Bワカメ
4.次の魚のうち、下関にも生息しているのはどれでしょう?
    @ホッケ     Aイカナゴ     Bシシャモ
5.下関で最も多く漁獲されているサメはどれでしょう?
    @シロザメ    Aシロシュモクザメ Bホシザメ
6.下関栽培漁業センターで種苗を生産し放流しているのはどれでしょう?
    @アワビ     Aアサリ      Bサザエ

これに加えて、ウニの殻、ふぐちょうちん、クジラの椎骨、クジラひげなどを用いて理解を深めました。最近の話題としてナルトビエイによるアサリの食害のニュースをみました。最後に子供たちから水産に関する質問を受け付けたところ、クジラ、マグロ、魚市場、フグなど矢継ぎ早にポンポン質問が飛び出し、手が挙がる度に冷や汗がでました。
くじらの椎骨とくじらひげ
くじらの椎骨とくじらひげ
海響館の1階には、「下関と漁業」「クジラと下関」「フクと下関」「ウニと下関」のコーナーや貝類の標本、海や生物に関する書籍が閲覧できます。無料開放ゾーンのためどなたでも自由に利用することができます。

海響館で行う出前講座には、「生きものたちのごはん」としてヒトデがエサを食べるところを観察したり、「川の生きもの」では市内を流れる神田川にて採集し名前を調べました。川の生きものの観察時の出来事です。説明も一通り終了し、「最後に何か質問は?」と問いかけた時と、小学校高学年らしき男の子よりすぐに手が挙がりました。「 “チ○チ○バサミ”という生きものの本当の名前は何ですか?」
ヒトデの観察
ヒトデの観察
思わず吹き出す保護者たち。騒ぎ立てる周りの友達。でもその男の子は真剣そのものです。その子のプラケースの中にはまだかわいい「タイコウチ」がもぞもぞ泳いでいました。その子の真剣さに勉強させられた一日となりました。

下関市のホームページには出前講座のシステム、講座メニュー、申し込み方法などが掲載されていますので、興味のある方はのぞいてみて下さいね。

【答え】
1.@アジ 平成14年では2,146トン 全体の11パーセント
2.@サバ 平成14年では3,488トン
3.Bワカメ 11月〜3月頃海面養殖が行われています
4.Aイカナゴ カナギとも呼ばれます。ホッケ、シシャモは冷たい海の魚たち
5.Bホシザメ 刺身、湯引き、練り製品として利用されています
6.@アワビ クルマエビ、ガザミ、トラフグなども種苗放流を行っています

協力 中国四国農政局 下関統計・情報センター 


魚類展示課 土井 啓行

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