アラメカジメの仲間は高さ100センチ以上になり、3〜6年も生育します。群落を形成したものは海中林と呼ばれ、沿岸にすむ小さな生き物たちの隠れ家となり、また餌ともなります。海響館2階の藻場水槽ではアラメの展示を行っています。一見海藻しか見えなくても、海藻の隙間にはカニや小さな魚が潜んでいますよ。
豊浦郡豊浦町室津漁協にて“棒かじめ”作りを見せて頂きました。漁期は主に1〜3月。刈り取られたアラメは、浜で干し、茎を落とし葉を整形したのち、各家庭で一晩寝かせます。これにより、全体がやわらかくなります。乾燥させすぎても、ねばりがとれてしまうので天候を見ながらの作業となります。
天井からつるされた紐の先には目線の高さにフックがあり、ここにアラメの二つに分かれている部分をひっかけます。いよいよ‘“棒かじめ”作りのはじまりです。320グラムとなるように葉の付き具合により、数本をまとめて吊るします。その中の数枚の葉を使って二叉した部分より丁寧に巻いていきます。葉の先の方で細くならないようにあらかじめ別に葉を用意しておき、巻き足していきます。慣れた手つきで作業がすすみ、5分もすれば巻きは終了。フックからはずして両端を切り落とし、重さを量って多いめになっていればできあがり。横でみていると「ん!?・・・もうできちゃったの」。しかしながら、形よく作るには微妙な力加減があり何十年もやってのたまもの。室津でもこの棒かじめの作り手は5人程で、最近では機械を使ったきざみかじめに変わってきているそうです。
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| 浜で干しているアラメ |
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| 棒かじめ作業 |
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| 棒かじめ作業2 |
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| 棒かじめの完成品(右)とアラメ(左) |
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