先ほど、"人食い鮫"として有名と言いましたが、ホホジロザメの主食は、アシカやアザラシやイルカなどの海にすむほ乳類で、めったに人を食べることはありません。たまに、ホホジロザメに人が襲われたというニュースがありますが、多くの場合はサメが人をエサとなるアシカやアザラシと間違えたために襲ったのではないか?と言われています。とはいっても、体長4m以上の大きな体で、口をがぶーっとあけて襲われたら・・・、それだけで人なんてひとたまりもありませんよね。
アシカやアザラシなど大きな生きものを襲って食べるホホジロザメの歯には秘密があります。ホホジロザメの歯の縁をよくみると、三角形の歯のまわりにギザギザとした突起がたくさんあるのがわかります。このギザギザは、ステーキナイフのギザギザと同じような役割を果たしていて、大きな肉のかたまりなどをすぱっと切り取るのに都合よくできているのです。
そんなホホジロザメが、山口県にもやって来たことがありました。1999年7月9日、光市の海水浴場に突然大きなホホジロザメがあらわれたのです。ヒレを海面上にのぞかせて泳ぎ回り関係者をおどろかせましたが、大格闘の末に光漁業協同組合の皆さんによって捕獲されました。捕獲されたホホジロザメは、体長5.3mと、国内で記録されたホホジロザメとしては五本の指に入る大きさだったとか・・・。
現在、海響館で行われている企画展※でその時捕獲されたホホジロザメの口の実物標本も展示しています。是非、一度実際にその口の大きさと迫力を肌で感じとってみてください。圧巻ですよ!
|
 |
| ホホジロザメの歯 |
 |
| ホホジロザメの歯の縁(拡大) |
 |
| ホホジロザメの歯全体 |
|