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| イカの赤ちゃん |
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手作りのプランクトン採集器 (上:実物 下:イラスト)
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水温や照明など試行錯誤をくり返し、5月の終わり頃にようやく孵化しました。全長1Bにも満たない可愛いイカの赤ちゃんの誕生です。手のかかった分、かわいさもひとしおです。
そんなかわいい赤ちゃんですが、ここでまた問題が発生しました。赤ちゃんの餌の確保です。イカの赤ちゃんは生きた餌しか食べません。海響館では他の魚用の活餌として活イサザアミ(体長約1cm)を常備していましたが、稚イカにとってサイズが大きすぎる上に、大食漢の彼らにはとうてい餌の量がおいつきません。
そこで、プランクトンを採集し、餌とすることにしました。採集方法として最初に思いついたのは、プランクトンネットという網をつかった採集法。しかしこの方法では、一回で採集できる量に限りがあるし、イカ達に満腹になるまで食べさせようと思うと、何度も何度も繰り返しネットを引かなければなりませんでした。
「どうにかもっと簡単にたくさんのプランクトンを採集できないだろうか?」と、試行錯誤の結果作り出したのが、左の写真にある‘プランクトン採集器’。プランクトンの中のいくつかの種類は、光があるとその方向によってくる性質(正の走光性)があります。その性質をうまく利用したのが、この採集器。懐中電灯の光に引き寄せられてよってきたプランクトンたちをセル瓶の中にあつめちゃおうというわけです。セル瓶には返しが付いているので一度入ったプランクトンは、外にでられません。この採集器を、夜の間沈めておき、翌朝回収します。これによって手ごろな大きさのプランクトンが沢山採れるようになりました。 |