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さてこれからが本題。このような関係を本当に「共生※1」ということばで括っていいものなのか?そもそも「共生」って何?私はちょっとだけ考えてみました。このような一見仲睦まじい、直接的なギブアンドテイクな関係を「共生」とよく銘打っています(例えばクマノミとイソギンチャク)。食物連鎖でよくいわれる“喰う、喰われる”もその場その場を摘まみ上げれば残酷なシーンも多々ありますが、その生態系がバランスを保つ上では間接的ながらもこれはギブアンドテイクであるわけですよね。つまり生きものは自分以外の生きものすべてと「共生」しているわけで、人間の主観でこれは“云々共生”だと変に際立たせなくてもいいんじゃないかと思うのです。
「共生」を考えるなかで、その輪から逸脱(いつだつ)した生きもの、それは人間ではないでしょうか?人間は自然界のなかで常に“喰う”立場にあります。でもそんな人間もあくまで自然の一部に過ぎません。好き勝手なことばかりやっていると痛い目にあうのは必至です。大学の恩師がある講演で『共存共貧』ということばを引用されていました。すごく深いことばだな〜と感じたのを憶えています。“共に生きる”ということを本気で考えなければいけない時代ではないでしょうか。あらためてエビに考えさせられた今回のお魚探検隊でした。
魚類展示課 稲次 祐二
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