意外と知らない…あのクラゲ 〜ミズクラゲ〜
色は乳白色で20cm程の大きさになり、よく海で見かける馴染みの深いクラゲです。初めに言っておきますが、このクラゲはお盆過ぎになると出てきてみなさんを刺す、あのクラゲではありません!刺すクラゲはアンドンクラゲという別のクラゲです。知らない間にアンドンクラゲに刺されて、辺りを見渡すとミズクラゲがいるので、よくミズクラゲに刺されたと思いがちなのですが、ミズクラゲ自体に強い毒はなくかゆみが出る程度です。
クラゲの中心部に見える4つの丸い模様のところには胃があり、この部分が染まっていたら、餌である動物プランクトンを取り込んでいるということです。鼻はないのですが、口は持っていて、目にいたっては傘の縁に8つもあります!今度海で見かけたら、遠ざけず、観察してみてはいかがでしょうか?
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クラゲらしからぬクラゲ 〜サカサクラゲ〜
15cm程の大きさになり、平らな傘を「逆さ」にして砂の上で過ごすという変わった生活をするクラゲです。海響館で展示をする時は砂を敷いていないため、傘の方をガラス面にくっつけて過ごします。その姿がユーモラスで、お客様からはあらゆるものに例えられて人気のあるクラゲです。「花火みたい」「万華鏡みたい」…時には「しいたけ」や「ホタテ」など、思い思いのものに例えて楽しんでいます。しかし、変わっているのは見た目だけではありません。このクラゲは褐虫藻という藻類と共生しており、褐虫藻の光合成で得たエネルギーをもらって生活しているのです。
見た目も生活スタイルも変わっているこのクラゲ、みなさんは何に見えますか?
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時の人ならぬ時のクラゲ 〜オワンクラゲ〜
直径20cmに達し傘の縁からは100本以上の細い触手を伸ばします。日本各地で見られ下関にも出現するクラゲです。このクラゲのこと、まだ覚えていますか?約1年前に、下村脩氏のノーベル化学賞受賞に貢献した発光クラゲとして一躍有名になったクラゲです。オワンクラゲに刺激を与えると、GFP(緑色蛍光タンパク質)という物質の働きにより傘の縁が緑色に光ります。下村氏はこの物質を取り出し医療に役立てたことでノーベル賞を受賞したのです(詳細は第139回のお魚探検隊に掲載されています)。
春〜夏にかけて下関でも普通に見られるクラゲですが、着目の仕方によってはノーベル賞に匹敵する研究対象となるのです。まだまだみなさんの周りにもそんな生き物達がいるかもしれません!
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厄介者のクラゲ!? 〜エチゼンクラゲ〜
傘の直径は1mを越し、体重は大きなもので200kgにもなる日本最大のクラゲです。聞き覚えのある方も多いかもしれません。このクラゲは数年前に大量発生し、魚網に入ってしまうことで獲れた魚を傷つけたり、重さで網を破ってしまったり…と漁業に大きな被害をもたらしたことで有名になりました。海響館でも今年の夏にエチゼンクラゲ(傘の直径70cm前後のサイズ)を展示したのですが、「大量発生して迷惑をかけるクラゲだ」という声をしばしば聞きました。このイメージにより人から厄介者にされがちですが、大量発生の原因として、人間活動による富栄養化や温暖化による海水温上昇などが言われているのです。詳しい原因については今も調査中です。
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