お魚探検隊
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第145回 「驚き!海で発見 めずらしい生き物!」

 みなさんもご存じのとおり、海には神秘的な生き物がたくさんいます!この下関近海も例外ではなく、神秘的な海の生き物が見つかることがしばしばあります。漁師さんから、「見たことない生き物がとれたよ」と連絡があればすぐに漁師さんの船に向かったり、「あそこで変わった生き物が見られるらしいよ」という情報が入ればすぐに現地に向かったりと、私たち飼育スタッフは日夜海の神秘にふれているのです。今回のお魚探検隊は、そんな飼育スタッフが下関近海で出会った神秘的で珍しい生き物たちを紹介します。

 この生き物はアオイガイという名前の生き物です。世界中の暖かい海を漂って生活しています。別名「カイダコ」とも呼ばれ、貝殻を持っていますが、なんとタコの仲間なのです。自分で貝殻を作りながら成長しますが、メスしか貝殻を作りません。下関近海では春に定置網に紛れ込むことや、冬場に砂浜に打ち上げられることがあります。なかなか発見することができませんが、時には多数のアオイガイが一度にやってくることもあります。貝殻は白くて薄く、とても軽いものです。殻の表面は波打ったような形をしていて、何とも神秘的で美しい形をしています。コレクターの間では人気のある生き物です。
アオイガイ

 この生き物はサケガシラという名前の魚です。太平洋と大西洋の外洋中層を泳いで生活していますが、この写真のサケガシラは下関近海で発見することができました。発見前日は海が荒れていて、深い海から海岸近くに打ち上げられたと思われます。何とも変わった体の持ち主で、体の幅はとても薄く、銀色に輝いています。生息域が外洋中層であることから、生態については不明なことが多く、まさに神秘的な魚であると言えます。 サケガシラ
サケガシラという変わった名前の由来は鮭と一緒によく獲れたことから「鮭(さけ)頭(がしら)」という説や、頭部は平らで頭が割れているような感じから「割け(さけ)頭(がしら)」と名付けられたという説などがあります。
 この生き物はキアンコウという魚の幼魚です。キアンコウは北海道以南、黄海、東シナ海北部の海底で生活しています。このキアンコウの幼魚は約3cm程で、下関近海の浅い海で泳いでいました。全身透明でヒレの先が長く、泳ぐ様子はとても美しいものです。キアンコウの親は冬季の魚市場や魚屋さんで目にする機会があると思いますが、親とは似ても似つかないとても変わった形をしていますね。 キアンコウ 幼魚
この透明な幼魚が少しずつ変態して、5cm程で親と同じような形になります。この形の理由は、幼魚の時期に遠くへ移動するためだと考えられていますが、それにしても神秘的としか言いようのない形をしていると思います。
 下関近海にはまだまだ神秘的な生き物がいる気がしてなりません。みなさんも、変わった生き物を発見したら是非ともご連絡ください!好奇心旺盛なスタッフがすぐさまかけつけます!

 魚類展示課  玉井 健太
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