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第133回 「関門海峡に関門ダコあり!」
下関の海の幸といえば、トラフグやアンコウが有名で、全国にその名が知れ渡っています。しかし、それだけがおいしい海の幸ではありません!水族館のお膝元である関門海峡で、最近話題となっている海の幸があります。それが「マダコ」なのです。関門海峡でとれるマダコを、ここ下関では「関門ダコ」と言ってちょっとしたブランドになっています。ブランドになるくらいなので、関門海峡では多くのマダコが生息しています。
今回のお魚探険隊では、そんな関門ダコの獲り方や特徴について紹介したいと思います。
どうやってとるの? その1〜タコ釣り編〜
源氏と平家の合戦で有名な壇ノ浦地区では、釣りで捕まえる「タコ釣り」が盛んに行われています。釣りと表現すれば、エサをつけて釣る単純な感じがしますが、関門海峡のタコ釣りは、少し違います。どこが違うかといえば「エサ」なのです。一般的にはタコの大好物であるカニを使うことが多いのですが、壇ノ浦の漁師さんは白色のタコの足をエサとして利用します。ここでポイントになるのは、どうもエサの色のようです。
白色は海中でとても目立ち、動く物に反応するタコにはエサに見えるようです。漁師さんはタコの習性をうまく利用し、タコ以外にも豚肉をエサとして使う人もいます。共通なのはどちらも白色というところです。海の中のタコが、豚を食べる…ちょっと不思議な感じがします。
どうやってとるの? その2〜タコつぼ・タコかご漁編〜
下関市長府地区では、タコ漁の定番であるタコつぼ漁とタコかご漁を行っています。タコつぼは隠れ家としてつぼに入ったものをとり、タコかごは中にエサが入っており、おびき寄せられかごの中に入ったものをとっています。
繁殖期には、雌のタコがつぼの中で卵を守っています。漁師さんは決してそれをとろうとせず、また海に戻します。とるだけでなく、少しでもタコが増えるように漁師さんは工夫しています。
山口県漁協長府支店では、タコつぼを海に入れ産卵場所を整備しています。
関門ダコの特徴
関門ダコは、日本屈指の潮流が速い関門海峡で育っています。速い潮流に流されないように踏んばっているためか、足が太く短く、身が締まっていると言われています。
日々、たくさんの船が行きかう関門海峡の海の底で、多くのマダコが生息できているのは、タコの大好物であるエビやカニが多く生息しているためです。それは海が豊かな証拠なのです。下関に足を運ばれた際には、関門海峡の歴史や文化、景観以外にも、豊かな海「関門海峡」そして「関門ダコ」にも注目していただきたいものです。
魚類展示課
落合 晋作
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