お魚探検隊
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第132回 「ところてん、つくりました」

 みなさん、夏です。暑くて食欲のなくなるこの季節、ところてんやゼリーなど『ぷるぷるっ』『つるつるっ』としたものがつい食べたくなりませんか?!
 「ん?お魚探検隊で、水族館に関係ない食べ物の話?!」という声が聞こえてきそうですが…ところてんやゼリーも、ちゃ〜んと『海』に関係するお話なのです。
 と、いうことで、今回のお魚探検隊は、ところてんとゼリーにまつわる話と、実際に「ところてん作り」に挑戦したようすをご紹介いたします。
 そもそも、みなさんが普段食べている「ゼリー」は、大きく分けて2種類あるということをご存知ですか?
 ひとつは、魚やブタ、またはクジラなどの骨や皮からとれる「コラーゲン」を原料とした『ゼラチンゼリー』。そして、もうひとつは、「てんぐさ」という海藻から作られる『寒天ゼリー』。どちらも区別なく『ゼリー』として扱われていますが、「動物性」と「植物性」という大きな違いがあるのです。そして、この『寒天』、実は、ところてんを何度も天日干しして、乾燥させたもの!つまり、ところてんも海藻からできているというわけなのです。
これがテングサです
 私も、日頃、子供たちに「寒天やところてんって、何からできてるか知ってる?!てんぐさっていう海藻からできてるんだよ!」と教えつつ…『そう言えば、私自身、ところてんを作ったことって一度もないなぁ…』ということで、2008年6月27日から始まるオープンラボ「つるっ!ぷるっ!夏の食べ物」に向けて、まずは私自身が「ところてん作り」に挑戦することになりました。
 てんぐさからのところてん作りは、時間と手間がかかります。原料のてんぐさをきれいに洗い、30分以上煮なければいけません。煮れば煮るほど、弾力が増すそうです。また、どろどろに溶けたてんぐさ液をさらしで濾し、固めます。
 手間暇かかったところてんを切り分け、いよいよ一大イベントです!ところてんつきを初めて手にした私は、大興奮。自分が食べる以上にところてんをつき過ぎてしまい…食べきれなかった分は他のスタッフに試食してもらったのでした。
 オープンラボ「つるっ!ぷるっ!夏の食べ物」では、粉寒天から作る簡単なところてんの作り方を紹介していますが、今まで、ところてんを食べたことのなかったお子様にも大好評でした。
 興味のある方は、てんぐさからの本格的なところてん作りにも挑戦してみて下さい。味はもちろんのこと、歯ごたえや風味も作りたての方が、おいしいですよ!
お酢を入れると…
さらしでこしますできました!
 「ところてんの作り方」
 用意するもの:てんぐさ25g、水1.5L、酢 大さじ1/2杯
 鍋、ざる、さいばし、計量カップ、さらし、ところてんを流し入れる型(バット)

 1)てんぐさを水洗いし、ほこりなどを落とします。
 2)水とてんぐさを鍋に入れ、強火で煮ます。
 3)沸騰したら、吹きこぼれない程度に火を弱め、酢を入れ、てんぐさがどろどろになるまで、さいばしでかき混ぜ、ひたすら煮ます。(お酢を入れると、てんぐさがみるみる溶けてきます!)
 4)ざるの上にさらしを広げ、下にバットを敷き、どろどろに溶けたてんぐさ液を、濾しとります。(さらし等がすごく熱くなっているので、気をつけて下さい。)
 5)バットに流し入れたところてんを常温で固めます。(約40度から固まり始めます。)
 6)ある程度固まり、あら熱がとれたら、冷蔵庫で冷やします。
 7)適当な大きさに切り分け、ところてん付きでつきます。
 お好みで、三杯酢や黒みつなどをかけてお召し上がり下さい。

 海響館では2008年6月27日〜7月18日まで、1階のオープンラボにて、ところてん作りを開催しています。そちらもぜひご参加下さい。
(2008.7.5up)


 魚類展示課 野村 美沙紀

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