お魚探検隊
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第126回 「ズームアップ・フグの不思議
〜どうなってる?フグのうろこ?!〜」ダイジェスト版

 皆さん、こんにちは。お魚探検隊員の山ノ内です。3階フグコーナーでは、一昨年から「ズームアップ・フグの不思議」と題して毎回一つのテーマに焦点を当て、皆さんにフグについてもっと知ってもらおうという展示解説を行っています。平成20年2月8日に第二弾「どうなってる?フグのうろこ?!」が大好評の中、無事終了しました。今回のお魚探検隊では「しまった!!見逃した!!」という方のために、この「どうなってる?フグのうろこ?!」をどど〜んとダイジェスト版でお送りします!!
1.ウロコの役割
 皆さんよくご存じの通り、魚の体にはウロコがあります。でも、そのウロコは一体なんのためにあるのでしょう?
・ 硬いウロコで体を守る→(例)マツカサウオ
・ ウロコの構造を利用して速く泳ぐ→(例)サメ
 ウロコは魚にとって大切な役割をするのです。
マツカサウオ
2.一般的なウロコ
 皆さんが「ウロコ」と聞いて思い付くのは、タイなどのウロコだと思います。でも、ウロコにもいくつか種類があるって知っていましたか?
 円鱗…サケ、チカなど(写真)
 櫛鱗…マダイ、スズキなど(写真)
 コズミン鱗…シーラカンスなど
 楯鱗…サメなど(写真)
 硬鱗…チョウザメなど
円鱗櫛鱗楯鱗
3.ウロコのある魚、ない魚
 「ウロコは魚にとって大切な役割をする」と言ったものの、実はウロコがない魚もいます。ウロコがない魚は、ウロコの代わりにネバネバの粘液で体を守っています。アンコウがその代表例です。ウナギにはウロコがありますが、皮膚に埋没してしまっているため、粘液で体を守っています。ウナギの体がネバネバしていたのは、そうゆう理由だったんですね。
 フグにはウロコがある種類とない種類がいます。「フグにウロコってあったっけ?」と思った方がほとんどだと思います。それもそのはず、フグのウロコは他の魚とは異なり、変化に富んでいるのです。例えば、ハコフグのかたい体は、よく見ると六角形をした「骨板」という板が敷きつめられたようにしてできています。その「骨板」はウロコが変化したもの。さらに、皆さんよくご存じのハリセンボンの「とげ」もウロコが変化したものなんですよ!!


4.ホームページ特別編1〜フグのウロコを一挙大公開!!〜
 ここでは、これまで集めることのできたフグのウロコの一部をご紹介しましょう。また、それぞれについて、水槽越しにウロコを観察できるかどうか、私なりに難易度も示したので、次回のフグ観察の参考にしてみて下さい。
1.ネズミフグ 難易度★☆☆
ネズミフグのウロコ
2.ハリセンボン 難易度★☆☆
ハリセンボンのウロコ
3.ホシフグ(染色) 難易度★★☆
ホシフグのウロコ
4.トラフグ 難易度★★★
トラフグのウロコ
5.テングハコフグ(染色) 難易度★☆☆
テングハコフグのウロコ
6.カワハギ(染色) 難易度★★★
カワハギのウロコ
7.アミモンガラ 難易度★★☆ 
アミモンガラのウロコ
8.マンボウ(染色) 難易度★★★
マンボウのウロコ

5.ホームページ特別編2〜カワハギのウロコはヤスリになるか?!〜
 フグのウロコの乾燥標本を作っていた時、ある人から「カワハギのウロコはヤスリ代わりに使えるんじゃ!」という話を聞きました。見ると、その人の手には竹の棒が。「これで試してみんか!」と言われたら、やるしかありません!!半信半疑で竹の棒を磨いていくと、だんだんと竹の棒にツヤが出てくるではありませんか!確かにカワハギのウロコはヤスリの代わりになったのです!!
カワハギの皮はヤスリとして使えるのか?
 ちなみに、私の感覚からすると、カワハギのウロコの目の粗さは100番の紙ヤスリと同等です。ご参考までに…
 さて、今回のお魚探検隊はいかがでしたか?「どうなってる?フグのうろこ?!」は終了しましたが、私はまだまだフグのウロコを収集中です。新しいフグのウロコを入手するたびに、「このフグのウロコはこんなだったんだ〜〜!!」と気付くことばかり。そんな新たな発見をみなさんにお伝えするために、期間中大好評だった、フグのウロコにさわることのできるコーナーを海響館1階キッズコーナーに移動させました。今後もたくさんのフグのウロコをご紹介していきますから、是非さわりに来て下さいね!!ウロコがすぐに剥げてしまうのも、それだけたくさんのお客様にさわってもらえた証拠。私にとっては嬉しい悲鳴です。

 そして、2月9日からは第三弾「歯に注目!!」も始まっていますので、そちらも是非ご覧下さい。フグの新たな「不思議」を海響館で見つけて下さいね!!

 魚類展示課 山ノ内 祐子

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