お魚探検隊
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第118回 「干潟のカニ世界」

 みなさん、下関にとても素晴らしい干潟があることは、御存じですか?下関市には、千鳥ヶ浜という広い干潟があるのです!少し昔では、海苔の養殖や潮干狩りがさかんでした。 千鳥ヶ浜
 千鳥ヶ浜には、多種多様な生き物が棲んでいます。どんな生き物がいるかといいますと、マテガイ・ウミニナ・アサリなどの貝の仲間や、ヤドカリの仲間、イソギンチャクの仲間、さらに、アマモという海草など、ここでは紹介できない程、たくさん棲んでいます。今回は、そのなかでも、「おもしろい行動」をする、カニの仲間を紹介しようと思います!
 コブシガ科マメコブシというカニです。どのような「おもしろい行動」をするかといいますと、このカニは、何と…真直ぐに歩くことができるのです!カニの横歩きなんてしません。つっついたりすると、一目散に真直ぐに走っていきます。さらに、砂に潜るのも得意です。お相撲さんの様に、しこを踏むポーズをしたら、体を左右に振って砂の中に隠れてしまいます。体も丸っこいので、何ともかわいいカニですね。 マメコブシ
 スナガニ科のコメツキガニというカニです。1cmくらいの、とても小さいカニです。
 コメツキガニの「おもしろい行動」は、やはり、砂団子に限ります。コメツキガニは、自分の巣の周りに砂団子を作ります。この砂団子の正体は、コメツキガニが、エサを食べた痕なのです。毎日、せっせとエサを食べては、砂団子を作る…というのが、コメツキガニの日課です。
コメツキガニ
 スナガニ科のハクセンシオマネキというカニです。シオマネキと言う名前には由来があります。それこそが、ハクセンシオマネキの「おもしろい行動」と繋がっているのです。ハクセンシオマネキは、オスのみ、片方に大きなハサミを持っています。この大きなハサミを一生懸命、大きく振るのです。ひたすら振るのです。あたかも、潮を招いているかのように!これが名前の由来でもあり、「おもしろい行動」でもあるのです。ちなみに、「おもしろい行動」の意味は、潮を招いているわけでは無く、メスに対する求愛行動なのですね。
ハクセンシオマネキ
 干潟には、他にもオサガニやチゴガニといった「おもしろい行動」をするカニがたくさん棲んでいます。ぜひ、干潟に遊びに行く機会があれば観察してみて下さい。きっとカニたちの、一生懸命な「おもしろい行動」に見とれること間違い無しです!



 魚類展示課 玉井 健太

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