これらのフグ目魚類のなかで、2005年から2006年にみられた特徴的な種を紹介します。
コンゴウフグ(ハコフグ科コンゴウフグ属) Lactoria cornuta 2005年1月16日下関市豊浦町室津地先定置網にて全長約16センチの個体の入網がありました。ハコフグ科の仲間では、ハコフグ、ミナミハコフグの幼魚が生息しています。そして、テングハコフグ(2002年12月3日長門市三隅野波瀬地先定置網にて1個体)に次いで4種目となりました。
キタマクラ(フグ科キタマクラ属) Canthigaster rivulata
2005年7月8日下関市豊浦町室津地先定置網にて全長約10センチの個体の入網がありました。キタマクラは房総半島以南に分布するフグ科魚類です。太平洋岸の港ではごく普通にみかけることができます。日本海ではその数はぐっと少なくなります。それでもすでに確認例はあったためそのうちきっと下関でも出会える種と思っていました。足掛け5年にしてついに採集となりました。
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モヨウフグ(フグ科モヨウフグ属) Arothron stellatus
2006年1月8日長門市三隅野波瀬地先定置網にて全長約15センチの個体の入網がありました。お腹の模様が成長に伴い変化します。暖かい海を主な生息域としています。山口県には今回のような幼魚が現れることがあります。対馬暖流にのりやって来たのではないでしょうか。
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イシガキフグ(ハリセンボン科イシガキフグ属) Chilomycterus reliculatus
2006年1月27日下関市武久海岸にて全長約21センチの個体が採集されました。
この季節響灘には北西からの季節風よって時化の日が多くなり、漂着物も増えます。ハリセンボンが漂着している姿も目にすることがあります。
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ヤリマンボウ (マンボウ科ヤリマンボウ属) Masturus lanceolatus
2005年1月14日下関市武久海岸にて全長152センチの個体が死亡漂着しているのを確認しました。マンボウ・ヤリマンボウは例年12月から2月頃にかけて定置網に入網します。漂着や衰弱して漂っている事例はマンボウではないため、ヤリマンボウの特徴のようです。この個体、誰かが包丁で切ったのでしょうか?
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これらの情報は海響館スタッフのみならず、地元の漁業者、水産関係者の皆さんをはじめ一般の方などなど多くの方々から連絡を頂きわかってきたものです。
イシガキフグは武久海岸を散策していた魚類展示課スタッフ落合によって採集されました。
ツマジロモンガラ・メガネハギ・アオサハギ・ミナミハコフグの情報はダイビングショップシーアゲインの小滝美紀さんより教えて頂きました。山口県の海の日々の様子がわかるホームページを運営されています。
ケショウフグ・コクテンフグ(ヨゴレフグ)の情報は多部田修長崎大学名誉教授より教示頂きました。
ここに紹介した種以外にも山口県にはまだまだフグたちが生息していることでしょう。山口県瀬戸内海側からはアザミカワハギ・イトマキフグ・ハマフグがすでに確認されています。山口県の海の生き物の情報をこれからも集めて行きたいと思っています。
[2006.5.6]
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