イルカ・アシカ情報

第232回「アクアシアターを見る穴場スポット」

 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休館中だった海響館は9月27日より開館することが決まりました。スタッフをはじめ、休館中も元気いっぱいに過ごしていた動物たちも皆さんにお会いできる日を楽しみにしていました。そこで、今回のイルカアシカ情報では、27日の開館と共に再開するイルカとアシカの共演ショー「アクアシアター」について、観覧席とは違った雰囲気を感じることが出来る穴場スポットをご紹介したいと思います。多くの方はイルカとアシカの共演ショー「アクアシアター」をプール正面の観覧席からご覧いただいていると思います。観覧席はショーを真正面から見ることができるため、動物とトレーナーの息の合ったパフォーマンスはもちろん、関門海峡や関門橋など下関ならではの風景と共に、アクアアシアター全体を感じてもらうことができる場所です。しかし、実は観覧席以外にもアクアシアターを楽しめる場所があるんです。

 まずは、3階の観覧エリア。ここは上からアクアシアターを見渡すことができる場所です。この場所穴場スポットで注目してほしいのは、イルカのジャンプの高さです!上から見ることで空中のイルカたちとの距離が近く、正面の観覧席からとは違ったジャンプの迫力を楽しむことができます。特に、最大で6メートルのジャンプをする「ボールジャンプ」は圧巻です。そして、もう一つおすすめの見方があり、真下をのぞき込むとトレーナーの背中側からイルカを見る形になるので、イルカたちの正面顔を見ることができ、トレーナーの目線に近い感覚をお楽しみいただけます。

 続いては、アクアシアター1階のアクリルガラス面で、こちらは私一押しのおすすめスポットなんです。ここから見えるのは水中の様子なので、ジャンプなどのパフォーマンスがほとんど見えないのでは?と思うかもしれません。しかしここで注目してほしいのは、イルカがジャンプをするときの様子です。海響館のイルカたちは、お腹を上にしてジャンプしたり回転しながらジャンプしたりと様々なジャンプを見せてくれますが、どのジャンプをする時もしっかりと尾ビレをかいて助走をとっています。この時、尾ビレの力強い動きによって生まれるブンブンという大きな音(キャビテーションといいます)と共に目の前を高速で泳ぐ迫力満点なイルカたちの姿をご覧いただくことができます。この迫力は水中が見られるこの場所からしか味わうことができません。スピード感溢れる様子は写真ではなかなか伝わりづらいので、是非生で体感してみてください。いつも観客席から見ている方には違った場所から、まだ海響館にきたことがない方はいろんな場所から何回もショーをご覧いただくことをおすすめします!

 いかがでしょう?いつもは観覧席から見ている方も、まだ海響館に来たことがない方も、色々な場所からご覧いただくと、動物たちの新しい一面を感じていただけるかもしれません。是非いろんな所からアクアシアターを楽しんでいただき、皆さんのお気に入りスポットを見つけてみて下さい。

海獣展示課

髙木 陽友美
 

2021年09月25日