海響館では、深海魚のシャチブリの仔魚を山口県漁協伊崎支店の協力を得て搬入しました。残念ながら採集時にはすでに死亡していましたので、展示することはできませんでした。 シャチブリは鹿児島以南の太平洋や東シナ海の水深150〜500mまでに分布しており、稀に成魚の個体が捕獲されることがありますが、生態などはほとんどわかっておらず、仔魚の個体が採集された例は全国的にも数えるほどしか報告がなく、非常に珍しいことになります。今後は標本資料として有効に活用していきたいと思います。 なお、取材の際に写真データーの提供は可能です。
記
和 名:シャチブリ シャチブリ目シャチブリ科 学 名:Ateleopus japonicus 英 名:Pacific jellynose fish 大きさ:全長230.0mm、体長225.5mm 採集日時:平成21年6月16日 採集場所:山口県下関市吉見沖 水深約20m 底びき網 採集者:山口県漁協伊崎支店 中谷南海雄氏 その他:鹿児島以南の太平洋や東シナ海の水深150〜500mの砂泥底に生息しており、体は細長く、全体が非常に柔らかいです。腹鰭は退化的で、臀鰭と尾鰭は連続しています。全長1m近くまで成長します。山口県での最近の採集例としては、2009年5月11日長門市青海島北海岸より見つかったと、山口県水産研究センター外海研究部より報告されています。
※仔魚:孵化してからすべての鰭の鰭条が定数に達するまでの状態のこと。
以上
|
|