海響館では、水族館の大切な仕事のひとつとして飼育生物の繁殖に取り組んでいますが、なかでも下関周辺で生息しているハゼの仲間については、フグの仲間と並んで、重点的に取り組んできました。これは、身近な生き物であるハゼの仲間には、育ち方や姿形(生態や形態)などが知られないまま生息数を減らしている種類も多いからです。 この度、新たにハゼの仲間2種の繁殖に成功いたしましたので、下記のとおり、繁殖個体の展示を行います。 今回、繁殖に成功したハゼの仲間は、クモハゼとホシハゼの2種類で、いずれも下関周辺でも生息が確認されています。 海響館におけるハゼ科魚類の繁殖成功は、2005年に4種、2006年に2種となっており、今回の成功で合計8種(6ヶ月以上の繁殖育成に成功した生物種の合計は34種)となりました。もちろん今後もハゼの仲間だけではなく、500種を越す展示生物の飼育と繁殖に勤めてまいります。
記 日 時:平成20年3月17日(月)〜3月31日(月) 場 所:海響館2階 エントランスホール 展 示 種: クモハゼBathygobius fuscus 成魚全長10cm 平成19年8月25日生まれ。国内では千葉県から沖縄県に分布し、河川の河口周辺、岩礁性海岸のタイドプールなどに見られる。 ホシハゼAsterropteryxsemipunctata 成魚全長5cm 平成19年9月23日生まれ。国内では福岡県から沖縄県に分布するとあるが、山口県でも確認例がある。河川の河口域、サンゴ礁域の砂泥底に見られる。
以上
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