海響館ではこれまで、下関周辺で多くみられるアカエイやトビエイなどのエイ類を展示していますが、この度一風変わった習性を持つカラスエイが市内の定置網で漁獲され、予備水槽での飼育に成功いたしました。 そこで、下記のとおり、カラスエイの展示を開始いたします。 カラスエイは、その名が示すように全身が黒色です。つまり、背中側は真っ黒で腹側も薄い黒色をしていますが、ほとんどのエイ類の腹側は白色なのに対し、大変特徴的な体色をしているのです。 また本種のような体形をしたエイの仲間は、海底付近で生活しているのが普通ですが、カラスエイは、沖合の表層を遊泳する習性を持っており、このような形のエイの中では異色な生活様式を持っています。 展示する個体は、山口県長門市三隅野波瀬の定置網で捕獲され、輸送したものですが、本種の日本海側での捕獲記録も少なく、沿岸の定置網での捕獲例も山口県ではほとんどありません。 是非、水槽の中で悠々と泳ぐその姿をご覧下さい。
記 場 所:海響館2階 沖合の環境水槽 期 間:平成19年12月14日(金)〜 和 名:カラスエイ (エイ目アカエイ科) 学 名:Dasyatis violacea 英名:Pelagic Stingray その他:世界中の温帯〜熱帯の外洋域に分布し、最大で体の幅が約80cmまで成長します。本種を除くアカエイ科のエイ類は底生生活なのに対し、カラスエイは沖合の表層で生活し、マグロ延縄などで混獲されることもあります。通常エイ類は腹部が白色なのに対し、本種は黒色の背側と同様に腹側も薄い黒色をしており、特徴的です。 【展示個体】 捕獲日時:平成19年11月14日 捕獲場所:山口県長門市三隅野波瀬 その他:体盤幅約80cm、メス
以上
|
|