お魚探検隊

どこでも海響館(情報発信の裏側)

 今回は、水族館の仕事の一つを紹介しましょう。前回、新人スタッフの1日を通しておおまかな仕事内容を知ってもらえたと思いますが、それだけではありません。私たちスタッフは、展示を通じて皆さんに少しでも生き物の事を知ってもらいたいと思っていますが、コロナ禍の今(2020年12月現在)は多くの方に来館してもらうことが難しくなっています。そこで、今回はどこにいても海響館を感じてもらえるようにと私たちスタッフが力を入れているホームページやSNSを使った情報発信の裏側をお伝えします。

 

 

 写真には水槽内でカメラを構えるダイバーが写っていますが、決して仕事をサボっているわけではありません。開館前の一コマです。開館前には弱っている生き物がいないか、水槽が汚れていないか等を水槽内外から見回るのですが、そんな時に生き物が変わった姿をみせてくれる場面があるので、できるだけカメラを持ち歩いて(持ち泳いで?)います。ダイバーがこの時に撮影した写真がこちら。

 

 夜行性だと考えられるネコザメたちです。エサの時間は観覧面に多く出てくるのですが、それ以外は水槽奥の洞窟の中で休んでいることが多いんです。この時は2匹が並んで顔をこちらに向けていたので、そのかわいさに思わずパチリ!

 

 他には、「今日あたりかな…」と狙いを定め、水槽前にカメラを設置して長時間撮影する場合もあります。その時の動画の一つがこちら。タモロコの産卵です。

 

 産卵の瞬間は見えづらくなってしまいましたが、タモロコが無事に水草に卵を産んでくれていました。

 

肉眼では見えないミクロの世界を紹介する場合は顕微鏡を使って撮影します。

 

 ただの少しへこんだ丸い物体が写っているだけのように見えますが、何とユウレイクラゲの受精卵が卵割(分裂)していくところです。大きさ約0.1 mm。ユウレイクラゲはちゃんとオスとメスがいて、それぞれの精子と卵が受精して成長していくんです。

 

秘密の光を当てて撮影する場合もあります。その光を当てると…

 

 

 何とハリセンボンの棘、クラゲの生殖腺が光りました!光の正体はブラックライトです。ライトに含まれる紫外線を反射し、蛍光タンパク質が反応すると考えられています。

 

これからもどんどん生き物ネタを投稿していきますので、下記ホームページ、SNSの更新をお楽しみに!

 

海響館ホームページ
http://www.kaikyokan.com/
フェイスブック
https://www.facebook.com/kaikyokan/
インスタグラム
https://www.instagram.com/shimonoseki_aquarium_kaikyokan/

 

魚類展示課 石橋將行

2021年01月05日